ありきたりなタイトル
速水春
序文
忘れられないものというのは、誰にでもあるものだ。
忘れられないというのは、いつも頭の片隅にあるわけではない。ああ、こんなこともあったな。と思い出せるものが、忘れられないものだ。
それは、衝撃的な出来事だったり、ノリのいい音楽だったり、心に響く言葉だったり、人によって千差万別。有名な某詩人の言葉を借りるなら「みんな違ってみんないい」と言ったところだ。
さて、私の忘れられないものはというとだ。これに尽きるのかもしれない。忘れられないでいるからどうってわけじゃないけれど、私の根源はここにある。私が私である証明のような出来事、景色。この先に訪れる様々な苦難や幸福よりも濃く残っているもの。
美しい流れ星を見たんだ。
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