第209話 ◆バインバインのセレネ
◆バインバインのセレネ
セレネ(初期スペック 160cm B:83 W:58 H:88)は成長していた。
こちらの世界の環境がよかったのかも知れない。
身長も2cm伸びた。 (ここはひとつ、なんだ精神的な成長じゃないのかと突っ込んで下さい)
そして運動量も魔物たちとの戦闘やバイトなどを含め半端なく、またコリン君の作る美味しい料理の数々もあって、育ち盛りの乙女の体はどんどんエロくなっていった。
体重も増えたが、大半がお胸とお尻についた肉の分であろう。
バストサイズは確実に2カップは大きくなっている。
その証拠に向こうで着けていた下着は、きつくてもう着れなくなっていた。 いや耐久年数が来たのかも知れない。
そういえばシルフが定位置としていた胸の谷間は、両サイドからの圧力が増したため、夏場は絶対に潜れない。
・・・
船は港の沖合、一海里の所で錨を下ろし停泊していた。
まだ、あの港で何が起きているのかは判明していないが、強力な魔力はこの位置でも伝わってくるらしく、アリシアもコリン君も落ち着きがない。
ねぇ、モッフルダフ。 この島で水と食料を補給しないと次の大陸までは行けないんでしょ?
はい。 船に残っている物資では大陸までは持ちません。
この島には港があと2箇所ありますが、商船の補給に対応しているのは、ここの港だけです。
じゃあ、どうしてもここには寄って行かなければならないってわけね?
そうです。 困りましたね。
それじゃ、メイアに乗ってあたしが上空から偵察するのはどうかしら?
あたしは、さっき言えなかった提案をモッフルダフにしてみる。
いやいや、コリンさんやアリシアさんのお話しでは、相当の魔力を持った者のようですし、もし敵であれば危険すぎます。
でも、あたし達を敵視しているなら、とっくに何か仕掛けて来ているんじゃない。
その判断は難しいところです。
でも、これじゃ何も進展しないでしょ。
それはそうですが・・・
危ないことは絶対にしないから。 ねっ、ただ様子を見てくるだけで直ぐに戻って来るから。
仕方が無いですね。 絶対に危ない事はしないで下さい。
わ~い やったあ♪
メイア~ おいで~ 港町まで様子を見に行くよ~♪
あたしはこの時、この偵察行動があんな事になるなんて思ってもみなかったのだった。
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