妹の取扱説明書が欲しいのだが…

由利アン

第1話 プロローグ

 お兄ちゃん お口開けて、 はい あ〜ん・・・どおぉ?



 ありがとうな、真凛。

 いい子には頭撫でてあげないとな。

 よしよし ・・・・・・ありがとう。




 エヘヘ〜









「 .........で、 できてしまいました。 」




 私はエンターキーを押して、また一つ書き上げます。それと同時に、顔がみるみるカーッと赤くなり 恥ずかしくなってベットにダイブし、ゴロゴロ転がります。

 ゴロゴロ。ゴロゴロゴロ ドテン・・・・・・。




「 ・・・・・・・・・フゥ。 」





 落ちて少しは落ち着きました。

 ・・・・・・・・・・・・タブン。





 私がさっきまでパソコンで書いていたのは、

 お兄ちゃんとの『 愛 』・・・『 LOVE 』

 を.........。




「 ゲフンゲフン・・・ 」



 危うくまたお兄ちゃんとの『 愛のスパイラル 』に突入しそうでした。モウハンセイ・・・

 気を取り直して。

 私がさっきまでパソコンで書いていたのは、

 お兄ちゃんとしてみたい、私の妄想をただひたすら書きつづっていたのです。何故こんなことをしてるかというと、






「 ぐぬぬ、 ぐぬぬぬ・・・・・・ 」



 普段私がお兄ちゃんに

 す、素直になれないからです。私がダメなのは分かっています。

 だから、私はこの素直になれない性格を今年中に克服することをここに誓います。

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