第2話 まずは何から考える? ――【概要】を埋めてみよう

第1話ではとりあえずプロットのテンプレートを載せてみました。

だいたいこれに沿って物語を組み立てています。


さて、物語を組み立てていく前にすることは、なんでしょうか?


私の場合、女性向けという部分と、レーベルでの売れ線で縛りがあるので、その周辺から自分の好きなものと掛け合わせることで、作品づくりはスタートします。

※趣味の短編(1万文字以内)の作品であれば、お題をもらって書くことも多いですが、今回は商業の長編の書き方に絞りたいと思います。



とりあえず、好きなものを羅列します。


・異世界

・ファンタジー

・魔法

・宝石

・ジュエリー

・鉱石

・天然ボケ

・ヤンデレ(病んでるだけでもいい)

・美少女

・胸はあったほうがいい

・イケメン

・貴族

・異性装

……などなど。


まあ、自分の引き出しにあるもので、ポジティブな印象のものをとにかく並べます。

で、そこから適当にピックアップして、文章を作る。

思いつく限り、いろいろ。


ぶっちゃけ、最近触れた作品で面白かった部分のピックアップでもオッケーだと思います。組み合わせ方で作品の色は変わるはずなので。


これだ、というものが出てくれば、それを軸に【概要】としてまとめてみましょう。

そう、100文字くらいで。


その100文字で、このお話の注目してほしい部分が決まります。

編集部や担当さんがどう思うか、はさておき、自分で全力で推したい部分を100文字に詰める努力をします。


長くなるのは無駄が多い証拠。そこに書かれた要素を全部入れて長編小説を書いたら、おそらく規定枚数をドーンとオーバーすることでしょう。

少なくとも私は、100文字程度がベストでした。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る