36話 幻聴との戦い

ただ綾音さんからのラインを待つ時間が長く感じる。

その間にも幻聴が聞こえる。

相変わらず神と悪魔を名乗った人格を持った幻聴だ。


神「役立たずの能無し、ただ飯ぐらい、生きているのが迷惑だろ?。人様に迷惑をかけて生きていて良いのか?この犯罪者!」


僕は生きていたい。それほど犯罪を犯したのだろうか?


悪魔「無能の役立たずなのに酸素を吸ってますね。それが罪です。殺しますよ」


殺せるなら殺してみろよ。

消え失せろ幻聴。

僕は声に出さずに強く念じた。

同時に幻聴が聞こえる。


神「精神的に殺す」

悪魔「精神を殺します」


手出しができないだろ?

これは僕の脳が生み出す幻聴だ。


神「精神的にもう壊れているだろ!死んも同じだ!早く狂って自殺しろ。この多  役立たず。本当に何の役にも立たないな?死ねよ」


悪魔「早く自殺しなさい。あなたは犯罪者なのですよ。あなたに与える酸素すら惜   しい。生きている価値はありませんよ」


僕の生きている価値とは一体どこにある?

何かをなさねばならないな?

僕は生きていたい。

僕自身の為に!

                                   続く


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る