36話 幻聴との戦い
ただ綾音さんからのラインを待つ時間が長く感じる。
その間にも幻聴が聞こえる。
相変わらず神と悪魔を名乗った人格を持った幻聴だ。
神「役立たずの能無し、ただ飯ぐらい、生きているのが迷惑だろ?。人様に迷惑をかけて生きていて良いのか?この犯罪者!」
僕は生きていたい。それほど犯罪を犯したのだろうか?
悪魔「無能の役立たずなのに酸素を吸ってますね。それが罪です。殺しますよ」
殺せるなら殺してみろよ。
消え失せろ幻聴。
僕は声に出さずに強く念じた。
同時に幻聴が聞こえる。
神「精神的に殺す」
悪魔「精神を殺します」
手出しができないだろ?
これは僕の脳が生み出す幻聴だ。
神「精神的にもう壊れているだろ!死んも同じだ!早く狂って自殺しろ。この多 役立たず。本当に何の役にも立たないな?死ねよ」
悪魔「早く自殺しなさい。あなたは犯罪者なのですよ。あなたに与える酸素すら惜 しい。生きている価値はありませんよ」
僕の生きている価値とは一体どこにある?
何かをなさねばならないな?
僕は生きていたい。
僕自身の為に!
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます