第8話 深夜の井戸端会議

 遭遇率 5%


 その日も私は深夜にコンビニへと出かけた。

 この日は、いつものコンビニとは違い、二番目に近いコンビニへと向かう。

 深夜の並木道を通り、踏切に差し掛かる手前頃に何かの声が聞こえた。

 この深夜に、遠くからでも聞こえるような声量で話してる奴がコンビニにいる。

 私は直感的に悟る。


「あっ、これ、あかんやつや!」


 踏切を抜けると奴等の姿がはっきりと見えてくる。

 自転車が二台。人が二人、コンビニ前の段差に腰掛けて話している。

 自転車は、よく見ると二台共にママチャリ。二人は動きやすいラフな格好をした六〇ぐらいのオバちゃんで……。


 ってオバちゃんやんけ!


 私の心の声のツッコミが心の中にこだまする。

 なになに? 給料が安い? ◯◯さんが面倒? いやそれ深夜のコンビニ前で話す事か?

 今、何時だと思ってんだ?

 はよクソして寝ろ!





 そうして私は家に帰ってクソして寝たのであった。

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