しゅんしゅんってなった、と体験が表現されている。当事者にとってはそんな風に口語するのがぴったりだろうし、読んでいてもなるほど、しゅんしゅんしてると思う。幽体離脱を扱う話はあれど、作者さんが本当に恐れている問題にとほうもない戦慄を覚えてしまった。思考実験のすえをおぞましい、と取るか羨ましいと取るか、あなたはどっち?
中には、夢とかそんな感じで終わってしまうような人もいるんじゃないかと思います。でも、よくないものと感じ取る危険信号が感じ取るだけで、こんなにも切迫した恐怖に変わるのだと知りました。