更に変化

(それに…鑑定)


◇炭(細)◇


これを使って火を起こしたり、更に加工も出来る

継続使用時間25分


(んで、こっちが…)


◇炭(細)【傑作】◇


これを使って火を起こしたり、更に加工も出来る

継続使用時間60分


「やっぱ物を使って加工した方が良いのが出来る…」


そこで、ふと思い出す

買って、分解した鉛筆の事を…


(あれ…分解した時、傑作とか中級とか何も無かったな…

って事は、あれは、錬金術で魔力から作られた…って事か…)


何故わざわざMP沢山消費して

普通レベルの物しか出来ない方法で生産して売っているのか…

その理由がユウキには分からなかった


「ま、考えても仕方ないし…

とりあえず、芯に加工して鉛筆作ろう」


作った人ではないので、どういう理由なのか分かるわけもなく

ユウキはさっさと思考を放棄して、芯に加工する事に気持ちを切り替えた


「えーっと…5本ずつ残しておこうかな」


傑作5本と普通を5本取り、10本まとめて置く

それに手をかざし、炭から芯をイメージして魔力を注ぐ


「くっ…なるほど…サイズが違うから、そこも上手く調整しないとなのかっ」


いくら細い枝を使っているとは言えど芯よりは随分太いので

芯に変化させる中でサイズも調整しなければならない

先程は、サイズなんて考えなくても良かったが


(サイズもイメージして…でも、余るよね…

それは…えーっと…2つに分かれるみたいなイメージで取り除いたらいいかな)


長さと太さをイメージしながら、余った所をどうするかもイメージに加え

変化させていく


「ふぅ…な…何とか出来た」


炭を作る時よりも倍ほど時間がかかったが、炭から芯に変化させる事い成功した

ちなみに、10本あった炭から40本程の芯が作成出来た


(芯の太さと長さに調整したら、炭1つから4つ作れるんだね)


そして、出来上がった物を鑑定する


◇芯【傑作】◇


炭を錬金術で加工して出来た物

黒い色を残す事が出来る

なめらかで書きやすく、長持ちする


(…あれ?)


適当に10本程鑑定して、首を傾げる

そして、更に10本鑑定していく


(ん??)


更にもう10本…


(もしかして…)


残りの10本も鑑定し、全ての芯の鑑定が終わる


「40本全部が傑作で統一されてる…

元の品質が違ったから、別々になると思ってたんだけど…」


炭【傑作】と普通の炭の2種類あったので

出来上がる物も炭【傑作】ともう1種類あると思っていた

鑑定する中で、最初のうちは傑作から作られたのか…で済ませていたが

半分以上鑑定しても傑作以外が出てこなかった

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