新商品

「あらら…全部完売だな…」

「ふ~ん、需要あるならいいんじゃねぇの?」

「まぁね」


フリーマーケットスペースに来て、すぐに在庫を確認したら、まさかの完売だった


(いや、需要があるのは知ってたけどさ…

2日目だし、1日目も一杯売れてたから、需要減るかな…って思ったけど

回復薬だもんなぁ…普通にバトルしてれば、消費するもんな

んで、新しい物を買う…と…)


自分の、予測が甘かった事を反省しながら

売り上げの12720セレスを取り出して

商品の補充をするユウキ

勿論、新商品のポーション<ランク1>には効果転写した紙を忘れず添える

そして、無くなっている商品に関しては、効果転写の紙を片付け

ポーション<ランク1>の値段設定をする


「260までが適正…ねぇ…

 まぁ、220で良いよね、うん」

(コイツ、面倒なだけだろ…)

「これでよし!」


朝の店内掃除や依頼をかけにギルドに行くなど、仕事はてんこ盛りだ

店内の掃除をしていた、ラルクに軽く会釈をして2人はボックスを出る

そして、マップを開いて一つ目の採集対象がある場所を表示する


「ココかぁ~…近いね!んじゃ、依頼を消化しに行くか!」

「あぁ…これでやっと野菜が食えるんだな」

「別に、野菜無くても、そこまで困りはしなかったけど…」

「それは、お前だけだろ…ずっと肉は飽きる…てか、もう飽きた」

「…まぁ、そりゃ飽きるわな…」


実際バリエーションが少なくて、ユウキ自身も飽きてきていた

確かに、野菜や魚など色々な物が見つかれば

それだけバリエーションは広がるだろう

そんな話をしながら5分程歩いた所で、最初のターゲットの場所へ到着した

途中、スライムの大群やら、スライムの大群やら、スライムの大群やら…

が、いたが、そこはあえてスルーして通ってきた

何故ならば、素材としては、もう十分なのだ

依頼も行けていないし、ドロップアイテムの中でいるものがあるか…

と、聞かれれば、ナイ…となったので、スライムはスルー

スライム達も…2人の事はスルー…

というか、スライム達は基本的にスルーしかしない魔獣だ

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