道具をゲットしたら、即実践!

「とりあえず、今は毛皮とか皮、ツノを消費したいから

 皮職人と、錬金術があればいいのかな…?

 あぁ、あと薬術師…かな…

 必要な道具と、ツルハシとか斧とか採集で使う物も買わないとな」


まずは、錬金術と皮職人、薬術師で必要になる道具を調べる

基本的には、初心者向けの本を見れば全部書いてある

なので、レシピをコピーする事と同時進行で、調べていく


「ふぅ…今日はこれくらいで良いか…」


ふと時計を見ると38時を示している


(やっぱり7時間じゃ終わらなかったな…)


予想に間違いが無かった事に、ホッと一息

ユウキはかき集めた本を元の場所に戻していく

図書館を出る頃には、38時30分になっていた


「よーし、道具屋に寄って帰るか」


リーシェ通りにある、道具屋に立ち寄る

中には色々な道具が所せましと並んでいる


(えーっと…乳鉢と乳棒…フラスコ的な物…試験管的な物…

 あぁ、セットがあるじゃん♪やったね♪)


ユウキは、薬術師セットと皮職人セット、錬金術セットと

斧とツルハシの5点を買った

セットは1つ5000セレス

斧とツルハシは各500セレスの合計16000セレスだった

店の人からは、こんなに沢山何に使うんだ…という目で見られたが

そこは、気にしないことにした

だって、普通の人は1セットで十分な物を3つも買うのだから

想定内の目線だ


(まずは、薬だよなぁ~)


ニヤケるのを、何とか堪えながら家まで急ぐ

まぁ、ニヤケたところで、この人通りの多い所では

さして、目立ちはしないだろうが…


「ふふふ…さて、早速薬を作るか♪」


ユウキは家に帰ると、寝室の横にある部屋にそそくさと入っていく

そこには、作業に使える机、周りには道具をしまう棚が置いてある

インベントリから、今から使う薬術師のセットを取り出し

皮職人セットと錬金術セットは棚に片付けておく


「さて、まずは、一番簡単な物からだよな♪」


ユウキは、インベントリから体力草を100個取り出す

まず1個手に取り、その葉を乳鉢に入れて乳棒で細かくすり潰す

十分にすり潰した後に、そこにセレインの湖の水を乳鉢半分くらい加える

以前汲んだ物だが、このインベントリの中では、劣化などしない


「前汲んだやつがココで役に立つとは思わなかったね♪」


普通に飲料にしようと思っていたが、街に着いた頃には存在を

綺麗さっぱり忘れていたのだった

そして、今は水の魔石から出る水を飲んでいる


「しっかし…ココしばらくは綺麗な湖の水が必要なんだよな…」


そう、セレインの森の湖でなければいけない…というわけではないが

綺麗な湖の水が必要なのだ

そのたびに汲みに行くのは少々面倒だ

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