相談に心を込めた?
かとも
相談に心を込めた?
娘が小学校6年生の時の、お話です。
☆☆☆
「間違ったところを、ちゃんとチェックするのが大切なんや!」
と、小6の娘と、採点されて返ってきた漢字の書き取りテストを見直していました。
「そうだん」を漢字で、という問題、娘は、「相」と書くべき所へ「想う」の「想」、「想談」と記していました。
娘が
「相談に、心を込めてしまったわ…」
と、つぶやいたので、
「おおっ!上手い!!」
と、わが娘の返しに感激。
私は早速、フェイスブックで娘自慢を拡散、友人に「いいね!」をいっぱいもらって喜んでいました。
そんな、親バカな夫を見て、
「間違いは間違い、娘の恥をSNSで広めて…
あんた、何考えてんの?」
妻は呆れていました。
それにしても、心のない「相談」より、「想談」の方がよっぽど良いと思うのだけれど。
相談に心を込めた? かとも @katomomomo
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