自分称の選択

私、あたし、僕、俺……挙げるとキリがない自分称。一人称で書く時は基本になりますし、三人称でも当然ないがしろに出来ません。

これ一つで、そのキャラの性格や性別、年齢等々を示す重要なポイントになります。これを書いている作者の自分称は「私」です。俺というのはどうもしっくりきませんし、僕もなんか合わない、結果としてこうなりました。女の子になりたいわけではありません。よく言われますけど……。


これの設定を何気なくしていないでしょうか? ちょっとだけ考えてみて下さい。男だから「俺」だろなどと、変な固定概念でやらない方がいいです。キャラの性格設定とミスマッチすると、なにか不思議な感じになってしまいます。例えば、典型的な俺様キャラが「僕」とは言いにくいだろし、反対も然りです。作品の印象までも左右してしまう。個人的にはそう考えています。


あと、特定の場面でバシッと差し込む時以外は、一度決めた自分称は貫きましょう。混ぜるな危険です。誰が言っているのか分からなくなってしまいますし、ストーリーは分かりますが、なんとなく雑な印象を持たれてしまいます。あくまで、私が色々拝読させて頂いた経験ですが、「ん?」という作品が散見されます。書籍化作品ですらも……。


こんな事いちいち言われなくても分かってらい!! という方がほとんどでしょうが、ちと気になったので書いてみました。

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