「道具」もキャラです

 作中に出てくる人物以外のもの。これも立派なキャラクターです。

 ファンタジーなら武器防具や呪文だってそう、ミステリーなら読者をミスリードするための小道具……上げたらきりないですね。


 極端に纏めてしまえば、文章で明示化した道具はキャラクターなのです。なにを今さらという感じではありますが、なかった物が突然出現したり、反対にあったはずの物が消えてしまったり、私はファンタジー系ばかり書くので、呪文間違えもよくあります。これは、大混乱の元になるので、気をつけましょう。

 まあ、実はこんなのも持っていました~的な出し方もあるといえばありますが、あまり多用するのはお勧めしません。上手くやらないと、ええ? ってなりますので……。


 さて、道具というキャラクターですが、物語によっては膨大な数に上ると思います。ちゃんと設定があるような「主役」から、ちょっと引いた「脇役」。「あれ、いたの?(笑)」まで、いずれにしても、ストーリーを引き立ててくれる重要な存在です。

 しかし、作者も人間。数が多くなればなるほどミスは増えます。私なんて、こんなことを書けないくらい多いです。こまめに見直しをして変な「道具」が出ていないか確認しましょう。

 それでもミスは防げません。私の場合、10話くらい書いたら読み返してみるという作業をしていますが、もううんざりする程間違えています(苦笑)

 もし見つけたら、こっそり直しておきましょう。完結させたら纏めて直す!! は止めた方がいいかもしれません。忘れてしまいますし、傷は浅いうちに……です。


 まあ、登場人物と同じで道具も数を絞るに越したことはありません。その方が完結で読みやすくなります。

 でも、まさか初期装備の「ひのきのぼう」でラスボスを倒すわけには……あっ、いいなそれ!!(笑)


とまあ、変なインスピレーションが降りてきたところで、この項を閉じたいと思います。

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