第2話私にしか聞こえてない声

泳いで体が冷えたので、バスタオルをひいて、友達とふたりで向かい合って寝ていた時でした。

「喉がかわいた。」

と友達が言うので、

「じゃあジュース飲みに行こうよ!」

と私が起き上がりながら言うと、友達はきょとんとして

「どうしたの?」

というのです。

「え?だって今喉がかわいたって言ったじゃん!」

と私が言うと、

「私何も言ってないよ。」

それを聞いてゾッとしてしまい、あわててバスタオルを持って場所を移動しました。

そのあとは声が聞こえる事はありませんでした。

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