企画参加作品の置き場

インタビュー・ウィズ・アスリート ～過去の偉人は語る～

　これから記者カエルは、とある方の独占インタビューに向かいます。

　皆さま、乞うご期待。

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Ｑ：本日はよろしくお願いします。

　　まずはお名前をうかがってもよろしいでしょうか

Ａ：（渋めの中年男性が椅子にどっかりと座っている）

ふむ。

名前出しは本業に差し障るので、真理への求道者とだけ名乗らせてもらおうか。

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Ｑ：噂では、誰にも言えない秘密を抱えていらっしゃるとか。

Ａ：ほぅ、耳が早いな。

最近、海外の紳士の嗜みと呼ばれている一人ゴリラごっこというものに

ハマっているんだ。エレベーターの中で乗客に見つからないように

ゴリラの真似をするという心技体の極限を競うエクストリームスポーツだ。

お前もやってみないか？やみつきになるぞ？

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Ｑ：今までの最高レコードをお教えください。

Ａ：オーケー。

あれは某５つ星ホテルのエレベーターでのチャレンジだった。

70階、各階停車のエレベーターだ。

世界選手権なだけあって、レギュレーションが禿ヅラと赤フン着用で

難易度が高かったのだが、最高にスリリングでエキサイティングだったよ。

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Ｑ：このスポーツで一番の難所は？

Ａ：難所か…そうだな。このスポーツはルールが厳しいんだ。

一瞬でも気を抜くと俺のような

プロでも即失格になってしまうから競技の終了まで気が抜けない。

特にドアが開き乗客が乗ってきた時には、

平静を保ち普通の客の振りをしないといけないから、ポーカーフェイスや

早着替のスキルも同時に試される。シビアな漢の戦いだ。

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Ｑ：では最後に、インタビューをご覧になる皆さまへメッセージなどございましたらよろしくお願いします。

Ａ：一人ゴリラごっこは全米が泣いたエクストリームスポーツだ！

初心者は服を着替えずに済む変顔リーグから始めるのがお勧めだ。

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インタビュアー：本日は、ありがとうございました。

　　　　　　　　（電話をしながら）おまわりさんこっちです！