一部 4話 お楽しみの夜!


「レイから聞いたぞ! お前達は彼女を『バインド』とかいうスキルで拘束した後、カエルの群れの中に投げ込んだらしいじゃないか! 一体何を考えているんだ!」


 こんな田舎のギルドと言っても、夕方になれば人が集まってくるらしい。冒険者達が食事をしている。その中にちょうどレイの元パーティだった人達がいたので俺は説教をした。


「わかっている! まことに申し訳ない。自分が許されないことをしたのはわかっている!」

「だってああでもしないと……。私達が……」

「止せ! やめろ! 言い訳なんかしなくていい。とにかくごめんなさい!」


 そのパーティは男二人と女一人の三人組だった。そこにレイが加わったから四人でやってたのか。


「俺もネットで人でなしやら外道やらカスやら言われてきたことはあったが、こんな惨い真似をするなんてドン引きだぞ! お前達に良心は無いのか!」


 所業に怒った俺はその三人組に怒鳴りつけた。


「私達は人間のクズです! どんな言葉でも受けます!」

「だってだって! その子は怖すぎなんだもの! そいつがジャイアントトード如きにやられるわけないじゃない!」

「だからもういい、何も言うなって! もういいんだ! 俺達が間違ってたんだから!」


 いくら見た目が怖いとはいえ、仲間をモンスターのど真ん中に投げて逃げるなんて真似をするとは、どんな不逞な輩かと思ったが、彼らはいたって普通の冒険者グループという感じだった。しかも素直に罪を認め、俺に深く謝ってくる。女性メンバーが何か言いたげだったが男に口を塞がれる。


「もう気にしてませんよマサキ様。だってそのおかげで真の運命の人に出会えたのですから」

「お前がそういうなら。でもいいのか? 俺がこんなことされたら一生恨むぞ? だって一歩間違えればモンスターに殺されてたかもしれないんだぞ?」

「いいですよ。過ぎたことですし」


 その上この鬼畜な行為を受けた当の本人が全然気にしてないと言う。


「よくも私の運命の人だと騙しましたね! でもいいでしょう。こうして真の運命の人と巡り合えたのだから。許してあげますよ。ねえマサキ様」


 そうして俺に抱きついてくるレイ。美少女に抱き疲れるなら大歓迎だが、こいつはどう見ても悪霊にしか見えない。全然嬉しくない。カメラで撮ったら心霊写真として賞をもらえそうなレベルだ。


「うんレイ。わかった。わかったから離れてくれ。あと痛い。もう少し手の力を弱めて欲しい」


 俺は必死で悪霊、もといレイを引き剥がそうとする。


「騙したもなにも……あんたが勝手に言い出して思い込んでただけじゃない!」

「いいんだ。なにも言うな! これで上手く収まったんだから! マサキとか言ったな。ええっと……彼女を、この先頼むよ」

「これは心ばかりの贈り物だ。受け取ってくれ」


 仲間を見捨てといて新しい引き取り先が見つかったら金で解決するなんて。

 なんてクズな奴らだ! そんな金いらねえ! 

 と言いたかったが捨てるにはあまりに重すぎた。ずっしりとしたエリス金貨の入った袋が俺の手の上に……。


「まぁレイも納得してるようだし……、これはこれで受け取るとするかな」


 俺は大人しく金貨の入った袋を手にする。ホッとした顔の三人組。


「マサキ、あれだけの偉そうに説教したわりにはちょっとかっこ悪くないですか? 金で納得するなんて!」


 無能水色がなんか言い出したので。


「うるさいぞ無能! そもそもお前のせいで死に掛けたんだぞ!? なにが『そして私はアクシズ教徒の上級職アークプリースト。後れなど取りません』だ! 滅茶苦茶後れてたわ! 少しは反省しろ! それに張本人のレイが許すと言ってるし! これだけの金があれば多分一月は何もせずに暮らせるぞ! 俺はハッピー、レイもハッピー、相手もハッピーだ! 誰も損しない解決法だからいいんだよ! っていうかレイ、いやレイさん。離れてください。怖いですから。そんなに強く下半身にまとわりつかないで下さい! マジでやめて!」


 俺はマリンに今日のクエストについて文句を言った後、レイをなんとか体から剥がそうとする。


「少し幻滅しましたわマサキ。マイナス10女神ポイントを差し上げますわ」


 幻滅したのはこっちの方だ。そもそも女神ポイントってなんだよ。と突っ込みたいことは色々あったが、俺はレイという名の少女を引き離すのに忙しかったため無視することにした。

 そんな俺の様子を見た他の冒険者達は……。


「かわいそうに」

「新参か。なんにも知らないんだね」

「次はあの人か」


 なぜか俺の事を哀れんだ目で見ながらヒソヒソと話していた。

 俺はこの時なにも知らなかった。レイという名の少女がこの町で一体どんな扱いを受けていたのかを。

 そして後に知る事になる。レイを捨てたパーティは、今の俺とほぼ同じ内容をその前のパーティに話していたことを。


 想定外の収入を得て懐が潤った俺は、今日退治したジャイアントトードのから揚げをみんなで食べていた。最初はカエルの肉? しかもあのモンスターの? と躊躇していたが食べてみると意外とイケるな。なんか食感は鳥に近い。 


「ずっと気になっていたんですが、あなたはなんなんです? マサキ様のなんなのです? まさか私の愛しい人を狙おうとする泥棒猫?」


 レイが今頃になってマリンの事を聞き始める。泥棒猫って、お前より先にパーティ組んでただろ! と突っ込んでやりたい。


「私はアクシズ教のアークプリーストにして、預言者でもあるマリン! マサキとはアクア様の導きにより仲間を組むことにしたのですわ。そういう関係ではありませんよ?」


 きっぱりと否定するマリン。そこまではっきり否定されると凹むなあ。いや凹むか? こんな電波女に言われて凹むか? よく考えたら別にないな。顔はいいのに残念だよ。


「そういうことならいいです。許しますよ。私はレイ。よろしくお願いしますねマリン」


 恋敵でないという答えに満足したのか、そう自己紹介するレイ。


「こちらこそよろしくお願いしますわレイさん。オホホ……じゃなかったプークスクス! プークスクス!」


 なぜ後から入ってきた奴に許されないといけないのか? おかしくないか? と思ったがマリンは気にせず大人の対応をした。ああこの子いい子なんだな。顔もかなりの美人なのに。これで変な宗教に入れ込んでなければなあ。残念な子を見るような目で俺は彼女を見つめる。


「今はいいです。セーフです! ですが私の愛しいマサキ様に手を出したら許しませんからね!」


 見た目悪霊少女がそんなことを言い出した。いつから俺はお前のものになったんだよ。やっぱり怖いよこの人。ピンチだったとはいえ運命の人とか言ったのは失敗だったかな? だって俺の眼鏡未だに真っ赤に警告してるもん。


「で、お前達これからどうするの? どこに泊まってる? 俺は金が入ったけど、馬小屋の居心地がよかったからそのまま使うけど。宿代なければこっから出すよ?」


 食事を終えた後に二人に聞いた。


「いやあ居心地がいいとか照れますねえ。そう言って頂けると嬉しいです」


 なぜか照れくさそうに嬉しがるマリン。


「なんでお前が照れてんの? 俺は馬小屋を褒めたんだけど?」

「馬小屋の掃除をしたのは私なんです! 私には見えたのです! ……アクア様はこの町に降臨した後、きっと馬小屋で寝泊りするだろうと。だからいつでも快適に過ごせるように、全力で馬小屋を綺麗にしたんですよ!」


 ……なるほど。

 無駄に馬小屋が綺麗だったのはこいつの仕業だったのか。

 まあそのおかげで助かったけど。

 でも聞きたいことがある。


「なあお前、なんであの女神が地上に降り立った際、馬小屋なんてちんけな場所に泊まるんだ? 普通はちゃんとした高い宿を予約するだろ? 巨大ガエルに食われたときと言い、お前実は女神を馬鹿にしてんのか? なんでそんな尊い存在が馬小屋で寝泊りしたりカエルに食われたりするんだよ?」


 俺は浮かんだ疑問をマリンにぶつけることにした。


「なんてことを言うんですか! 私ほどアクア様を尊敬している人はいません! こうやって姿を真似るほどにです! それになぜアクア様が馬小屋に泊まるのか、ジャイアントトードに襲われるのか!? 私にもわかりません。でも見えたんです! きっと深いお考えがあるのでしょう。下々の私達には理解できないご立派な理由が!」


 興奮しながら言い返してくるマリン。こいつあの女神の事になると止まらないよな。色々と不可解な点が多すぎるが、もう話すだけ無駄だ。


「わかったよマリン。女神様が何しようが俺には関係ない。まぁでも馬小屋を綺麗にしてくれてありがとう。きっと女神様も喜ぶだろう。で、マリンはどこに泊まるんだ? 自分で綺麗にした馬小屋か?」


 とりあえず納得し、マリンを持ち上げることにした。これ以上こいつと不毛な会話をするのはごめんだ。


「わかっていただけて嬉しいですわ。オホホ……ではなくプークスクス! 私はこの街では教会に泊めさせて貰っていますの。といってもこの小さな街にはまだアクシズ教の教会はありません。ですから代わりに後輩であるエリス教の教会のところで寝泊りさせていただいてます」


 こいつなんて奴だ。

 宗派の違う教会に押しかけて泊まるとか迷惑すぎるだろ。っていうか許されるのかそれ? 普通追い出されないか?


「人生助け合いですからね! エリス教徒のものはアクシズ教徒のものだって昔から教わってきましたから!」


 なんだその教えは。どこが助け合いだ。一方的に得してるじゃないか。もはやアクシズ教って単なるカルト集団にしか聞こえないんだが。


「全くアクシズ教徒は碌な人がいませんね。マサキ様も気をつけてくださいよ?」


 呆れたように呟くレイ。どの口が言うんだこの女は? お前にだけは言われたくねえよ。もういくら突っ込みがあっても足りない。こいつらはもう無視だ! めんどい! 放置。


「レイはどこに泊まるんだ? お金がなければ渡すよ?」


 俺は親切に新しい仲間に聞いた。


「私には泊まる場所があるので大丈夫です」


 レイは髪で隠れた顔で、頷きながら答えた。


「あのパーティから貰った金はとりあえず俺が持っとくけど、もし何かあったら言えよ? じゃあな」


 俺は二人と別れ、昨日と同じ馬小屋へと向かった。宿に泊まる余裕はあったのだが、マリンが綺麗にしてくれた馬小屋に不満は無いし、この先何かで金が必要になるかもしれない。そういえば装備も持ってない。まずは倹約だ。そう考えて一人で馬小屋に向かった。


「……」


 なぜだろう? 嫌な予感がする。

 俺は夜の街で周囲を確認する。別に変わったものは無いな。

 でもどうしてこんなにゾッとするのだろう? わからない。昨夜はそんなこと無かったのに。

 何も無い片田舎の町。それが夜になったからなんだと言うのだ。さすがに夜中に堂々とゾンビとかが歩き回ったりはしないだろう。映画やゲームじゃあるまいし。

 俺は警戒しながらも馬小屋までたどり着き、綺麗に編まれた藁の布団の中へと横になった。

 

「……やっときましたねマサキ様。ずっとお待ちしてましたよ」

「なあああああああああああああああああああああああああ!!」


 俺は魂を搾り出す様に絶叫を上げた。布団の中に誰かいる! しかもそれは長い黒髪を絡ませながら、俺に凄い力でしがみ付いてきたのだ。


「なんかいる! 誰か!! 助けてくれえええ!!!」


 悲鳴を上げて逃げ出そうとするが、悪霊の力が強すぎて逃げられない。悪霊が赤い目で俺を睨んでくる


「ひいいいい!!」

「マサキ様! 私ですよ!」


 怯えきってマジ泣きしながら逃げようとする俺に、悪霊は肩をガシっと掴んで顔を近づけてくる。


「やめてくれええ! 俺は食っても旨くないぞ! だから!! 放してくれええ!!」

「だから私ですよマサキ様、よく見てください! レイです!」


 俺がパニック状態になりながらもがいていると、強い力で首を固定され、悪霊が目と鼻の先に迫ってきた。


「誰だよお前! 悪霊の知り合いなんかいない! ってレイ? お前レイか?」


 ……まだ心臓がバクバクしている。しばらくしてやっと落ち着きを取り戻した俺は、改めてさっき仲間になったばかりの少女の姿を確認した。 


「はあ、はあ、マジでやめてくれよ。心臓に悪いぞ! 絶対に寿命が縮まったわ!」


 俺はレイに恐る恐る聞いた。正直言って正体がわかった今でも怖い。


「で何しに来たんだよ。俺をビビらせるためにか?」 

「何を言うんです! 私とマサキ様は運命の赤い糸で結ばれているのですから、一緒に寝るくらい当然の事です! ヒヒヒヒヒ」


 普通ならここはお決まりの恋愛イベントだろう。美少女が俺の布団に潜り込み、一緒に寝ようと言い出す。ギャルゲーで誰もが待ち望む展開だ。

 でも待って欲しい。このレイという少女。よく見て欲しい。前も後ろも長すぎる髪に不気味に光る赤い目。美少女でもなんでもない、化け物。

 これはもはやギャルゲーじゃない。ホラーだ。

 恐怖以外の感情は沸いてこない。その証拠に俺の聖剣も縮こまっている。


「いや待て、確かにあの時は運命の人とか言ってしまったが、物事には順序があるだろう? いきなり布団の中に潜り込むなんて。ロマンの欠片もないぞ。まずは交換日記から始めてみようじゃないか」


 目の前の悪霊に向けて俺は説明する。ちなみに未だに怖くて正面から彼女を見れない。


「そもそもなんで俺の泊まる場所を知ってたんだ? 教えて無いよな?」

「愛の力です! 愛が全てを結び付けてくれたんです。まあ馬小屋に泊まるって聞いた時点で見当がね。この町に来たばかりの人が最初に向かうのはこの辺です。普通一番治安がいい場所を勧められますものね。この町に来たばかり、そして馬小屋となればもうそれで数箇所に絞られます。でもその中で一つの部屋を見つけ出すのはさすがに難しいですよね。総当りでやってもいいのですがそれだと他の宿泊者に迷惑がかかりますもんね。だから私は気を使ってあなたに気付かれないようにずっと見守って……いざ部屋の場所がわかったらスッと先回りして、後は布団の中で待つだけです。やっぱり淑女たるもの、相手への思いやりが大事ですよね。相手が知らないところで気を使うのがいい奥さんになるのですよ」


 こいつ俺をつけて……どうりで帰り道寒気がしたわけだ。っていうかそんな気遣いはやめて欲しい。


「クソッ! 離れろこのストーカー女! 悪霊が! どいて! 頼むから! 話ならまた明日聞くから!」


 熱くなり、つい大声になる俺の声に、周りから罵声が飛んだ。


「おい、さっきからうるせーぞ! 静かに寝ろ!」

「おおいい所に! 助けてくれ! 俺の仲間が訳のわからないことを言って離れないんだ! 助けてくれ!」


 周りから来る怖そうな男の声。だが今の俺には救いの声に聞こえた。目の前の悪霊を追い出せる唯一の手段だ。


「さっきから聞いてりゃ! 仲間ってのは女だろ? 馬小屋に連れ込むとかいい度胸してるじゃねえか! 追い出されてえのか!」


 怖そうな声の男が脅すような声で言った。おおいいぞ。そうだ。その調子だ。こんな公共の場でアレしようとする奴は怒られて当然だ。さあ怒れ! もっとだ。そのまま殴りこみに来てくれ! そして俺の前からこの悪霊女を引き剥がしてくれ。


「ちょっと待て、そいつと一緒にいる女ってのは、例のあいつじゃねえのか? ほら運命の人を探しに来たって言って、パーティを壊滅させる頭のおかしい女だよ」


 他の方向で寝ていた男が、冷静な声でそんなことを言い出した。


「数々のパーティから追い出されては、新しい獲物を探しているというあの化け物みたいな見た目の魔術師か!」

「今度の相手はこの新入りってわけか。まぁ誰かが犠牲になるしかないもんな」


 くっこいつはそんなに有名な奴だったのか? なんていうことだ。いきなり序盤で凄い地雷を仲間に引き入れてしまったらしい。


「ああ悪かったな。俺達は何も聞かなかったことにするから。好きに楽しんでくれ」

「なんなら大声を出してもいいぞ? 俺は気にしないから。どうぞごゆっくり」


 急に物分りの良くなる周りの男達。じゃなくて。


「オイコラ! お前たちはそれでいいのか? 俺の目の前にいるのはアレだぞ? 凄い美少女だぞ! このまま放置しておくと凄いプレイが始まるぞ! お前たちはムラムラして眠れなくなるぞ! ほら止めに来い! 隣でそんな喘ぎ声聞かされたら寝れないだろ! なあ!」


 俺が必死で呼びかけをするが、周りの男たちは何も言ってこない。


「おい無視しないでくれ! そんなの許されないよな? みんなの馬小屋でそんないかがわしいことをするなんて奴は! だから助け――何で誰も何も言わないんだ! おい出てきてくれよ! 頼むから!」

「……」

「……」


 俺がいくら叫ぼうと、周辺で寝ているであろう男たちは無言で無視する。この場で俺が逆レイプされようが、多分なにごともなかったかのように朝を迎えるつもりだ。

 こいつらの反応、このメンヘラ女この町で一体なにをやらかしたんだ?


「美少女だなんて……私そんなこと言われたの初めてです。やっぱりあなたこそ真の運命の人……。さあ一緒に二人で夜の営みをやりましょう!」

「嘘に決まってるだろ! そう簡単に信じるなよ! 周りの奴に自慢したくてちょっと言ってみただけさ!」


 抵抗を続けながらレイに言い返す。


「安心してくださいマサキ様! 私も今まで多くの偽者に騙されてきましたが、いつも抵抗されるので結果的に処女です! でもそれでよかったのです。あなたに初めてを捧げられるのですから! ヒヒヒヒヒ」

「いやあああああああ!! 汚されるうううううう!! このままだと人生ハードモードになる! 絶対に嫌だ!!」


 レイをギリギリの所で突き飛ばした後、俺は馬小屋からダッシュで逃げ出した。

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