Int.43:村時雨、過ぎ往く雨に藍の少女と白狼は③

「…………」

 そうして、瀬那は暫くの間あのぽややんとした雰囲気の店員に店のあちらこちらを引っ張り回され、そうして今は例の店員に見繕って貰った服を片手に、一真の目の前にある更衣室の閉ざされたカーテンの向こう側に身を隠していた。

 一真はそれを、良い具合の位置にある太い柱に背中を預けながら、軽く腕組みをしつつ立ち尽くし待っていた。

「――――お兄さん、お兄さんっ」

 そうしていると、いつの間にかすぐ隣に寄ってきていた例のぽややんとした店員が、耳打ちでもするかみたいな小声で囁きかけてくる。

「ん?」

 店員のそんな妙な仕草を怪訝に思いつつも、一真が振り向き彼女の方を見下ろす。すると店員は「ひとつ、お訊きしたいんですけどぉ」と囁いて、

「この間のダブルデートで連れていられた紅い髪のかたと、今日お連れになられたかた、どちらが本命さんなんですかぁ?」

 あっ、大丈夫ですよっ。このことは、別に言いふらしたりしませんので――――。

 そんな、あまりに唐突なことを店員に言われてしまえば。一真は大変に困惑したというか、何を言っているのか分からないといった風に超微妙な顔になり、そうしていれば「……は?」なんて戸惑いの一言が、自然と口から漏れ出しまっていた。

「あー、でも見る限り、やっぱりこちらのかたが本命っぽいですよねぇ……。なんか、お二人ともそんな雰囲気でしたし」

 ――――お前は何を言っているんだ。

 思わず一真は真顔でそう口走りそうになったが、寸前のところで喉の奥に引っ込めた。この手合いには何を言ってもそっち方向に解釈されてしまうから無駄だと、一真はもう本能的に察していたのだ。

「…………まあ、そんな感じだ」

 だから、諦めて一真は適当に話を合わせてやることにした。

「わぁっ、やっぱりそうなんですねっ!」

「そうそう、そういうこと」

 ぱぁっと顔を明るくしながら、眼をきらきらさせてうんうんと頷く店員の横で、話半分といった具合で半呆れ顔の一真が物凄く適当な相槌を打つ。

「でも、お兄さんも隅に置けませんねぇ。もしかして、まだ他にもいらっしゃったり?」

「あー、かもなあ」

「きゃーっ、やっぱりっ! 確かにお兄さんモテそうですもんねー。何ていうか、男らしいっていうんですかぁ?」

「まー、よく言われるかもなあ」

 何だか独りできゃーきゃーと盛り上がる店員をよそに、一真は半分以上聞いていないみたいな物凄く適当な返事で上手いことあしらってやる。

 正直、この手合いはあんまり得意じゃない。なんていうか、本人に悪気がないのは分かっちゃいるのだが、話しているだけで疲れるというか、なんというか……。

 まして、一真の周りに居る女といえば、瀬那はもう別格としても、他はエマやステラ、それに霧香。後は美弥や、西條……は含めて良いのか物凄く微妙なところだが、そんな具合に一癖も二癖もある連中ばかりだ。

 だからか、今の彼女のような人間は、言ってしまえばあまりに普通すぎて。思考回路や感じ方なんか、とにかく色んなことが普通すぎて、それが逆に一真にとっては苦手要素だったのだ。別に嫌悪とかそういうワケじゃないのだが、どちらかといえば積極的に関わりたくはないタイプ、と言っても良いのかも知れない。

(今の会話見たら、瀬那の奴どんな反応すんだろうな)

 尚も独りで勝手にペラペラと話し続ける店員を横目に、一真はふとそんなことを考えてしまい。そうすれば、間延びしていた表情も自然と軽くだが綻んできてしまう。

 きっと、顔を紅くするだろうか。怒るという方向は、こと瀬那に至っては最も考えにくい可能性だ。これがステラだったら、また話は違ってくるんだろうが……。

(いや、アイツの場合は真っ赤っかになって騒ぎまくるか。それこそ、茹でたタコみたいに真っ赤になってさ)

 しかし一真は胸の内でそんなことをひとりごちれば、即座に直前の考えを否定する。ステラに関しても、やはり怒るといった方向は一番ないだろう。

「…………ヘッ」

 こんなことを考えていると、なんだか逆に瀬那の反応が気になってきてしまう。そう思えば、一真は自然と小さな笑みを漏らしていた。

「あっ、着替え終わったみたいですよっ♪」

 そうしていれば、横で盛り上がっていた店員にそう言われ。伏せていた視線を一真がスッと更衣室の方に戻すと、それとピッタリ同じタイミングで更衣室のカーテンがシャッと内側から開かれた。

「ど、どうだ一真……?」

 すると、頬を朱に染めながら、何処か恥ずかしがるように一歩引いた風に立つ瀬那の、やはり恥ずかしがるように小さく先細りした声音が飛んでくる。

 ――――結論だけ言うと、危うく失神するところだった。

 これじゃあ白井のこと言えないな、なんて阿呆なことを思いつつ、ぶんぶんと首を激しく振って正気を取り戻すと、改めて瀬那の方を直視する。

「わぁっ、とっっっても素敵ですよぉっ!」

「に、似合ってはおらぬだろうか……?」

 瀬那の姿を一目見てきゃーきゃーと騒ぎ出し彼女の方に駆けていくぽわわんとした店員と、それとは裏腹に、何処か自信なさげなようで、やはり恥ずかしがるような調子で囁くように瀬那が呟く。

 そんな恥じらうような瀬那の格好といえば、上は水色……よりはもっと淡いような薄い色合いのちょっとしたキャミソールのようなもので、その上から黒いジャケットをふわっと羽織っているといった具合。とはいえジャケットの方は今まで着ていた半袖でなく、長袖の奴の袖をちょいと肘下辺りまで折り曲げたような感じだ。敢えて長袖なのは格好の兼ね合いと、後は秋先まで睨んでのことだろうか。

 そして、下はふわっと広がった、膝上よりもうちょっと短いぐらいな丈の真っ赤なスカートだ。元々脚に履いていたオーヴァー・ニーソックスを最大限に生かしつつ、しかしスカートの裾との間に太腿の肌色が多少見えるといったぐらいの丈に調節されている。スカートの赤とオーヴァー・ニーソックスの黒、そしてアクセントにチラリと見える素肌の色とのコントラストが凄まじく際立っていて、白井じゃないが一真は今にも失神してしまいそうな感じだった。

 ちなみに余談だが、首元にもちょっとしたネックレスのようなものが揺れている。アレもこのぽややんとした店員がチョイスした物だろう。

 ネックレスも含めて、上から下までトータルでビシッと決まった完璧な、元を生かしつつの完璧なコーディネイトなだけに、一真は思わず感心してしまった。流石はプロというだけあるらしい。今でこそいつもの刀は更衣室の壁に立て掛けられているが、例え普段のように左腰に差したとしても最高にキマるだろう。

「似合ってない? とんでもない、百点満点もいいとこだぜ、瀬那」

 ニッと笑みを向けてやりながら、グッと親指を立てて一真がそう告げてやれば。瀬那は未だ恥ずかしがりながらも、しかし軽く表情を綻ばせて「さ、左様か……!」と、何となく嬉しそうな顔を浮かべてくれた。

「えーと、こんな感じのコーディネイトですけどぉ、どうでしょうかっ!」

「グッドだ、文句無しだぜお姉さんよ。流石はプロってワケだ、見直したぜ」

 勢いよく訊いてくる店員に一真が二つ返事でそう即答し褒めてやれば、「よかったですっ♪」と店員はまた、ぽややんとした笑みをぱぁっと浮かべて、まるで心の底から喜んでいるように微笑む。

「どちらかといえば可愛い系よりか格好良い系のかたなので、敢えてこんな感じの組み合わせにしてみましたっ。最初はホットパンツと組み合わせようか悩んだんですけれど、何となくスカートの方がイメージに合うかなーって思って、こうしてみました♪」

 確かに店員の言う通り、瀬那の場合はスカートの方がイメージに合うというか、そちらの方が似合いやすいといった雰囲気がある。その辺りは一真も店員の主張に全面的に同意するところがあり、あの赤いスカートをチョイスした判断は英断といえるだろう。

「元から凄くお綺麗な方ですし、モデル体型みたいな感じですから、私としても選んでてすっごい楽しかったですっ♪

 ――――ということで、こんな感じでどうでしょうか?」

 にこやかに笑みを浮かべながら、相変わらずぽややんとした雰囲気を漂わせる店員は一真に、そして瀬那に向かってそう言う。一真は最早言葉を紡ぐ前にサムズ・アップして全力の賛辞を示してやるが、しかし瀬那の方はといえば。

「ど、どうだろうか一真……?」

 なんて風に、まだ恥ずかしがるというか、自信なさげな風に訊いてくるものだから。それに一真は彼女の立つ更衣室の方へ歩み寄りながら「だから、さっきも言ったろ?」と半笑いで言って、

「俺が言葉が出せないぐらいってことだから、よっぽどだぜ?」

 ニッと笑みを浮かべながら告げて、もう一度瀬那に直接、歯に衣着せない、飾りっ気のない本心そのままの言葉を投げ掛けてやった。

「そ、そうか。それならば、いのだ」

 すると、瀬那はまだまだ恥ずかしがるような素振りを見せながらも、しかし顔は完全に緩ませて。目を逸らしながらも、至極嬉しそうな横顔を一真に見せてくれる。

「ふふっ……。いものだな、こういうのも……」

 一真が更衣室の傍に来て、その端にスッと背中を寄りかからせた時。背中越しに瀬那のそんな独り言が聞こえてくるものだから、軽く振り返りつつ一真が「なら、また誰かと来ればいいさ」と告げてやると、

「其方とだから、楽しいのだ」

 そう、瀬那は振り返った一真の顔を見ないまま、何処か別の方に目を逸らしながら、小さく囁いた。

「…………そうか」

 そんなことを言われてしまえば、一真も軽くだが頬を緩ませてしまう。すると一真は内心で何かを決心し「……よし」と独りで勝手に頷けば、

「お姉さん、これ一式全部貰ってくよ。支払いは勿論、俺でよろしく」

 そう、傍に立つ小柄な店員に向けて、ハッキリと一真は告げた。

「あっ、良いですねえお兄さんっ。格好良いですよ、そういうのっ♪」

「ま、待て一真っ!?」

 ノリノリでバーコード付きのタグを回収し始める店員と、その横で遠慮し、戸惑う瀬那。一真はそんな瀬那に「いーのいーの」と言って押し切ると、手早く店員にタグの回収をさせ始める。

「し、しかし……! それでは、其方に悪い……」

 しょぼんとしながら遠慮する瀬那に「気にしないの」と一真は敢えて冗談めかした軽い口調で言って、

「こういう時ぐらい、俺にだって格好付けさせてくれよ?」

 そう言えば、しかし瀬那は尚も「むぅ……」と遠慮したような顔をする。

「たまには、男の顔を立てさせてくれよ。な?」

 ニッと、ウィンクなんか交えながら一真がそう言えば、瀬那も観念して「……分かった」と首を縦に振る。

「…………その、一真」

「ん?」

「あり、がとう……」

 何処か俯き気味で、視線をキョロキョロと逸らしながら、囁くような声色で瀬那にそう言われれば。一真はまたニッと笑い「喜んで頂けて何よりで」なんて言えば、瀬那は急に顔を真っ赤にしてぷいっとそっぽを向いてしまう。

「ひ、一言礼を申しておきたかっただけだっ! そ、その……。ああ、もう、我ながら何が言いたいのかよく分からぬっ!」

「へいへい、分かるまで待つさ」

 そんな瀬那の反応を、振り返った格好でニヤニヤとしながら一真が眺めていると。横からさっきの店員が「あのー」と話しかけてきて、

「どうしましょうか? 折角だし、このまま着ていかれますかぁ?」

「んー」思い悩む一真。「ま、瀬那が決めてくれ」

「……せ、折角其方に選んで貰ったものだからな。どうせなら、今日一日着ていった方がかろう」

 途中で言葉を躓かせつつ、尚も一真の顔を直視できないままで瀬那がそう言うと、「分かりましたぁ♪」と店員はぱぁっと晴れやかな笑顔で頷いてくる。

「じゃあ、元の服を袋に詰めておきますねっ。荷物だけ移し替えて頂いても、構いませんかぁ?」

「うむ、相分あいわかった」

 そうして元着ていた服に入っていた品々を今の服に瀬那が詰め替えると、元の服を回収した店員がそれとなく一真をレジの方に誘導する。

(はは、結構するんだなこういうの……)

 バーコードを通し、出てきた合計金額を見れば一真は顔を引き攣らざるを得ない。割と普段から値段を見ずに買うタイプだが、しかしこういう服飾類は一真の大雑把な想像を超えているぐらいの額だった。

 とはいえ、男に二言は無し。幸いにして、不測の事態を考慮しているから持ち合わせには馬鹿みたいな余裕がある。士官学校の給与様々といった感じだ。

「…………頑張ってくださいねっ♪」

 そして、釣り銭を受け取っている最中。レジのカウンターから軽く身を乗り出してきた店員がそうやって小さく一真に耳打ちをしてくるものだから、一真は苦笑いしながら「はいはい、分かってるって」と軽い言葉を返してやる。まあ、勘違いしているなりの応援のつもりなのだろう。だからまあ、こればっかりは言葉のままに受け取っておくことにした。

「ありがとうございましたぁーっ♪ また来てくださいね、今度もお二人でっ♪」

 ぺこりとお辞儀をする、最後までぽややんとしたままだった店員に見送られながら、やっとこさ一真と瀬那はその店を出る。

「…………済まぬな、奢らせるような真似をしてしまって」

 地下街を歩きながら、相変わらず一真の真横を歩く瀬那がそう言う。

「俺がやりたくてやったまでのことだ。それより、迷惑じゃなかったか?」

「めっ、迷惑なわけあるものかっ! か、一真が贈ってくれたもの、迷惑であるものか……っ!」

 ともすれば、瀬那は慌てて一真の方に振り向きながら、軽く頬を朱に染めつつそうやって彼の言葉に答える。すると一真はフッと小さな笑みを浮かべ、

「なら、良かった。つい勢いでやっちまったからな。俺の悪い癖だよ、これ」

 軽く自嘲めいたことを言えば、「悪くなどは、ない」と瀬那は小さく呟くように言葉を返す。

「そうか?」

「うむ」自信たっぷりといった風に頷く瀬那。「悪くなどあるものか。そうでなければ、一真らしくない」

「俺らしくない、か……」

 ――――まあ、そうだよな。らしくねえよな、そうでなけりゃあ。

「…………一真」

 フッと不敵な笑みを浮かべながら、一真が内心でひとりごちていると。何故か顔を逸らした瀬那が、何処か俯き気味でそう呼びかけてきた。

「ん?」

「少し……借りる」

 そう言って、瀬那はそろりそろりと、隣を歩く一真の無防備な左手に、自分の右手をそっと、恐る恐るといった風に絡ませてくる。

「瀬那……?」

 きょとんとした顔で振り向いた一真だが、しかし瀬那は顔を逸らしたままで、一向にこちらを見てくれようとはしない。しかし、頬が何処か朱に染まっていることだけは、何となくここからでも見えていた。

 ――――……いつかは、誰かを選ばなきゃ。男として一発、ケジメを付けにゃならないんだ。今すぐってワケじゃないけど、それだけは肝に銘じとけ。

「っ……」

 そうすると、何故だかまた、あの時白井に言われたそんな言葉が耳の奥で激しく反響する。まるで山びこ・・・のようにそれは激しく、延々と一真の耳の奥で鳴り響いていた。

(俺は――――)

 ――――俺は、どうすればいい?

 一瞬、そんなことを考えてしまう。しかし――――。

(なんて、悩むまでもねえよな)

 答えなど、とうに出ていた。出ていたのだ。出ていたのに、それから目を逸らしていただけ。無意識にか、或いは意識的になのか……。

 どちらにせよ、一真の中で既に答えは出ていた。ずっと前から、答えは既に己の胸の中にしまい込まれていたのだ。きっと、彼女と初めて出逢った時から、ずっと…………。

(舞依、俺は罪な男か?)

 きっと、彼女なら二つ返事で頷くだろう。何の躊躇いも無く、お前は罪な野郎だと、ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべながら言ってくるのだろう。

 だが――――それがどうした。これが俺だ、これが俺の生き方だ。これこそが俺の、弥勒寺一真という男の生き様だ。

(だから、黙って見てろ)

 胸の奥で小さく、しかし確かな決意を込めて一真は呟いた。

「…………」

 瀬那の指が、段々と己の左手に触れ。長く華奢なその指が、少しずつ絡まってくる。

 ――――もう、迷いは必要無い。

「――――ヘッ」

 一真は小さく、隣の彼女に気付かれないぐらいの小さな笑みを浮かべると――――絡まっていたその指を、近づいてくる瀬那の華奢な右手を、己が左手で強引に、そして力強く握り返した。

「っ……!?」

 信じられない、といった風に瀬那が振り向いてくる。その顔は、やはり何処か赤くなっている。

「一真、其方は……っ!?」

 自分から仕掛けておいて、しかし瀬那は戸惑う。それに一真は振り向きながら、また笑みを浮かべてみせると、

「これ以上の言葉は必要無い、だろ?」

 そうだ、これが俺の答えだ――――。

 強く握り返す左の掌から、自分より少し低い体温が伝わってくる。脈拍も、高鳴る胸の鼓動すらも、一真には手に取るように伝わってきてしまう。

「さ、そろそろ次へ行くとしようぜ。何せ一日は短いんだ。なら――――楽しまなきゃだろ?」

 ニッと、何処か不敵にも見える笑みを一真が浮かべてみせると、瀬那もまたフッと、普段通りの凛とした顔に戻る。

「で、あるな。エスコートは任せたぞ、一真?」

「勿論、任されて」

 もう一度小さく笑うと、一真は次の一歩を踏み出す。瀬那の手を引き、それを決して離すことのないように、固く握り締めながら。

(これが、俺の答えだ。でも――――)

 今は、今このときを、精一杯楽しむことに専念しようじゃあないか――――。

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