噂の三説

何処かの大陸では同じ国の出身でも地方によって言葉が通じない民族がいる。


その大陸はとても大きな大陸で色々な民族がいるのでそれは何も不思議ではない。


だが、同じ国、同じ民族でありながら言葉が通じないというとても小さな島が存在する。


現代でこそ共通語のようなものが生まれある程度の意思の疎通は取れているようだが、それでもまだ言葉が通じない人たちがいる。


島の東では「手」という意味の言葉が別の地域では意味を持たなかったり、

島の南では「足」という意味の言葉が別の地域では意味を持たなかったりだ。


島の人々が集まる会議では言葉が通じない為

何もまとまらずただの宴会になることも多いと言う。




唯の噂。

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