唯の噂話

@iarso

噂の一説

昔は他の人の出入りがめったにない村が多くあった。


その村のひとつは他の地域とは変わった決まりがあった。


一定の年齢になると税を納めると言う決まりがあった。


それだけ聞くと普通の決まりに思うのだがその年齢というのが奇妙なものだった。


その年齢とは村の守り神よりの年齢だそうだ。


なんでもその守り神と呼ばれる者は気まぐれに村に現れては

ある日付だけを言って去るらしい。


日付までに供物を用意できず収めることが出来なかったときは

用意できなかった人の体の一部を持っていって行くと言う。


守り神の背丈は平均的な青年よりも小さいのだがとても強大な力を持ち逆らうことはできなかったのだとか。


今も守り神はその村で生きており昔とは違う決まりで恐れられているらしい。




唯の噂。




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