わたしは恋に気づけない
@Delusion
第1話 出会いは運命的だけどかなり普通
高校1年生になって1ヶ月くらい過ぎるとカップルがたくさんできてくる。
どうせすぐ別れるだろう、なんてひねくれたことを思いながら
今日で1ヶ月記念日♡といちいちするツイートにはイイネは絶対に押さないと決め
別れましたツイートには必ずイイネを押した。
恋が嫌いな訳じゃない。
恋愛小説とか大好きだし、(恋はまだしたことないけど)
結構詳しいんだ。
図書室に行き、いつもは恋愛小説が置いてある所以外は素通りなんだけど
今日はなんとなく推理系も読みたくなって
あ、これ!というなんていうか
運命みたいなものを感じて手に取ろうとした瞬間
誰かの手と当たってしまった。
(これは、あの、あれか?よくある運命の出会いみたいな…)
と内心ワクワクドキドキしながら
顔を上げると
びっくりするくらい「普通の男」だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます