第2話パーティー兼自己紹介?

王城 パーティー会場にて


 

すでに何人か貴族らしき人やさきほどまで王の隣にしいたドレスを着た女性もすでに会場へ来ていたようで飲み物を手に取り周りの人達との会話を楽しんでいる様子だった。


クラスメイト達もいつの間にかグループを作りテーブルに並べられた様々な料理に惹かれ食べ始めていた。先ほどの会話で王様を疑っていた奴もいつの間にか料理を口に放り込んでいた。


警戒心は無いのかと疑問に思うが平気そうなので俺も食べることにして料理に手を伸ばしたとき、後ろから先ほどのドレスを着た女性が話しかけてきた。


「ごめんなさいね。こっちの世界にいきなり呼びだしてしまって。そういえば自己紹介がまだだったわね、私はこのグローリア王国の王女セシル・グローリアよ。よろしくね、勇者さま。」


「あ、すみません王族の方との接し方なんて分からないもので敬語でもよろしいですか?

私の名前は日高 翔です。こちらこそよろしくお願いします?」


「ふふっ、構いませんよ私も堅苦しいのは嫌いなので自由にして貰っても。

ショウ…様ですね、一ヶ月程は居ていただくことになるのでその間はこちらの世界を楽しんで下さいね。それでは他の方々にも挨拶をする予定なのでこれで失礼しますね。」


どうやらこの女性があの派手な服装をした男の妻らしい。セシル王女はこのパーティーで他のクラスメイトにも自己紹介をしているらしくまたすぐに他へとい行ってしまった。


それから数時間後が達王様や他の貴族の人からも自己紹介を受けた。王様の名前がシウス•グローリアと言うことがわかりこの世界の通貨のことや地理について教えてもらった。

通過は、鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨の6種が使われているそうだ。日本円なら


鉄貨 = 10円

銅貨 = 100円

銀貨 = 1000円

金貨 = 10000円

大金貨= 100000円

白金貨= 1000000円


といったような感じだった、何というかわかりやすいな。国については現在5カ国が円を描くようにありその中心に神話の時代からたっていたとされる監獄塔が立っているそうだ

肝心の魔王の居る国が北にある魔国リザらしい、そして国の国境になっているところは深い谷になっているので頻繁に攻め込まれることは無いという、しかし最近になって魔王が代替わりしたという噂と今までよりも攻め込んでくる魔族が増えてきているため大事になる前に勇者を召喚して協力してくれるひとを探そうと言うことだったらしい。


谷は監獄塔の周りと各国の国境とつながって居て各国で大罪を犯した者をその谷に落とすのだという、谷は監獄塔まで続くダンジョンになっていて大抵はたどりつく前に死んでしまうという、たどり着いても出口もないので実質死刑と同じ事なのだそうだ。


もし残ってくれるならまず城内で戦闘についての訓練をし、そのあとは実践をかねて各国のいろいろな場所へ魔物を倒しながら行き経験を積まさせるそうだ。


意外と魔王が責めてくるまで余裕があるのかその自信がどこから来るのか分からなかったが、この世界も面白そうだと俺は思ったのでまず一ヶ月で見て回ることにした。








パーティーも終わり、俺たち異世界人にはひとまず部屋と一人一人にメイドがつくことになった。リアルメイドなんて初めて見たので男子は興奮していた、主に胸や足を見て、それを女子達が冷ややかな眼差しを送ってきていたので慌てて視線をそらしていた。


「それでは明日の9時にこの部屋へきてくれ、全員そろい次第質問を受けることにする簡単な質問ならメイド達にも答えられるだろうから聞いてくれ、ちなみに心の中でステータスと念じてくれれば自身のステータスが分かるのでそれも確認しておいて欲しい、この世界に残るかどうかも明日と魔力のたまる一ヶ月後送り帰す準備ができる一日前に聞くので決めておいてくれ。」


ずいぶんとあっさりとステータスについて話していったな、まぁそのあたりはまずメイドにでも聞いてみるか分からなければ明日聞けば良いだろうし、よしまずは部屋だ地球じゃアパートに家族で住んでたから一人部屋が狭かったんだよな、楽しみだ。


そうしてクラスメイト全員がメイドに案内され各自に当てられた部屋へ向かって行った。







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