The Witch's Bloody Memorandum
水無瀬 涙
The Beginning
Speaking of monsters, naturally, they emerge in the middle of the night.
Also, usually, the night often seems a little bit strange.
The night was no exemption.
Watchdogs barked, nipping cold wind glanced off the cheeks,
gatekeepers were sound asleep.
And the moon looked as if it had a smirk...
怪物の登場というのは大抵、真夜中と決まっている。
しかもそういう夜に限って、気付かないほどの小さな違和感があったりするものだ。
あの夜も、例外ではなかった。
番犬は吠え、鋭い木枯らしは頬を切り、門番たちは深い眠りに落ちた。
そして、月は不気味な笑みを浮かべていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
I'm a witch who live in England.
My name is Camilla.
I want to write down the night-happenings
that I had this week as a note as far as I can recall.
I am writing while remembering so I ask for your kind understanding.
Well, these preliminaries have gone on too long.
I hope that the record will be found by compatriots.
The following is the circumstances at that time.
私はイングランドに住む魔女だ。
名前はカミラ。
私は、この一週間で私が経験した出来事を、覚えている限り書きとめようと思う。
思い出しながら書いているので、そのあたりは了承してほしい。
さて、前置きが長くなってしまった。
この手記が、同胞の手に渡ることを望む。
以下が、その時の全容である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます