The Witch's Bloody Memorandum

水無瀬 涙

The Beginning

Speaking of monsters, naturally, they emerge in the middle of the night.

Also, usually, the night often seems a little bit strange.

The night was no exemption.

Watchdogs barked, nipping cold wind glanced off the cheeks,

gatekeepers were sound asleep.

And the moon looked as if it had a smirk...


怪物の登場というのは大抵、真夜中と決まっている。

しかもそういう夜に限って、気付かないほどの小さな違和感があったりするものだ。

あの夜も、例外ではなかった。

番犬は吠え、鋭い木枯らしは頬を切り、門番たちは深い眠りに落ちた。

そして、月は不気味な笑みを浮かべていた。


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I'm a witch who live in England.

My name is Camilla.

I want to write down the night-happenings

that I had this week as a note as far as I can recall.

I am writing while remembering so I ask for your kind understanding.

Well, these preliminaries have gone on too long.

I hope that the record will be found by compatriots.

The following is the circumstances at that time.


私はイングランドに住む魔女だ。

名前はカミラ。

私は、この一週間で私が経験した出来事を、覚えている限り書きとめようと思う。

思い出しながら書いているので、そのあたりは了承してほしい。

さて、前置きが長くなってしまった。

この手記が、同胞の手に渡ることを望む。

以下が、その時の全容である。

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