桃太郎と一人の娘
5人(ごじん)
第1話桃太郎の孫萌々菜
昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
おばあさんが川でせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。その桃から生まれたのが桃太郎。
桃太郎は5月10日鬼を退治してハッピーエンドで終わった。
そして桃太郎の孫の現在中学2年生の田勢 萌々菜は桃太郎が鬼を退治した100年後の今、5月10日桃太郎から受け継いじゃった魔法を体にやどしてしまった。
魔法といっても魔法を使うときの魔力みたいなのが大人並いやそれ以上といっていいほど一気に増えたのだ。
本音を言うと「いやだ」今の時代鬼を退治してから100年で急激に魔法が発達し魔法が主流になっている。アニメのような話だ。
今の時代は魔法時代と言われている。そのまますぎて笑えて来る。
そんな名前を付けるくらいだからすべて魔法で動いている。
車も家電製品も学校での授業もすべて魔法。
それらを動かしている魔力は様々な罪を犯してしまった罪人からとっているらしい
結構この国の裏はやばそうだ。
話を戻そう。私が魔法を受け継いだ話だね。
「いやだ」といった理由が2つある。
1つ目は私が魔法を使うのがどうしようもないほど下手だからだ。
例えば「スライドサークル」という移動するための直径1m位の円盤状の魔法道具だ。小さいころから魔力が高い子は幼稚園の年長から乗れるものだ。
昔でいうと自転車みたいな感覚で乗られているものかな。
そのスライドサークルさえ乗りこなせない。自分でも結構焦っている。
私の通っている魔法学校での魔法成績は最下位を争っている状態だ。
理由の2つ目は魔力が上がったせいで期待されること。
「期待されることはいいじゃないか」と思うが、それをきっかけで全くできずに引きこもって自殺までしてしまった人もいる。自殺まではいかなかったがいじめなどの被害も少なくはなかったようだ。
でも桃太郎からの受け継いでしまった魔法で落ち込んでいた私に追い打ちをかけるようにある出来事が起きた。
それは鬼の復活だ。
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