はじめまして。
とても現実とは思えない闇の深い内容に、舞台となったアルファベットの地名すべてを漢字で思い浮かべることができるほど所縁ある立場の人間としては、恐ろしいものを感じています。
会社名は心あたりがなかったのですが、地名で検索すると疑わしいものが１件……。
防空壕、神社についても思いあたる固有名詞はありませんが、県立の特別支援学校については数年前に行方不明者を出してニュースになったこともあり場所も分かります。その生徒は所在不明になった翌月に無事に発見保護されて安堵しましたが。
ですので、お話をより身近に感じ、Ｓちゃん家族のことをなお一層 痛ましく思います。Ｅさんと、もうひとりの従業員の方も、なんとか平和な暮らしに戻っていて欲しい。すべてが事実ではないということですが。
S区S町の作品も拝読させていただきました。
虚構をまじえるかどうかは、題材によって向き不向きもありますし、書き手と読み手それぞれの好みもあるかとは思います。
少なくとも私は、どちらも素直に興味深く読み進めました。
これ以上、詳細を詳らかにしても蛇足と感じそうですし、怪談としては、いい塩梅ではないでしょうか。
語りすぎないのが、怪談の怖さを引き立てるのに肝要かと。

ところで、なかなか珍しい体験をいろいろされていて、羨ましいような、お気の毒なような……。

・煉獄で生きる人の方が遥かに恐ろしい
・僕らの佇む影の水底に

この表現が良いなぁと気に入っちゃいました。

ブラックがかわいく見えるほどの労働条件っていうか奴隷一歩前みたいな飼い殺しだった……！
そしてEさんにいったい何が。。