本人もうんざり
断崖絶壁の崖の上に立つ少女。髪色は赤い。耳から耳までの間の範囲にある前髪の毛の本数は全部で2550本。耳の周囲頭側面では、片側7002本の毛が密集している。後頭部腰までかかる髪の毛の本数はなんと、65万本にも上る。剛毛の女神も驚きの毛量だ。前髪は、顔の縦中心線から左右にそれぞれ2.124cmの長さで綺麗に分けられている。前髪一本一本の長さは、大体5.21~6.32cmの範囲に収まる程度で、平均で大体5.85221cmとなっている。前髪一本一本は変に丸まったりくの字に曲がったりすること無く、真っ直ぐ垂直に伸びて整列している。所々に白髪が混じっているのが見られるが、彼女の人生の苦労を物語っている証だろう。側頭部を見てみる。左右対称となる美しい造形を呈している。耳を隠すように天辺から蔦植物の蔓の如く赤いカーテンが肌を覆う。真っ直ぐ伸びたものもあれば、ふらふら千鳥足のようにくねくねと歪んだものもある。揉み上げの部分では約3.14cm、肩まで伸びた髪は、17.252cm~19.991cmはあるだろう。それが左右対称の位置でほぼ同じ長さになっているのだから、生命の神秘というのは底知れない。髪の長さレース優勝候補である後頭部に移るとしよう。側面に見られたくねりもはねっけも無く、機械的に垂直に伸びた髪はある意味不気味さを覚える。工場の製麺機械のように寸分の狂い無く真っ直ぐな髪の毛が地面に向かって垂れているのだ。伸び幅は、25.468cm~30.005cm。手入れはされているようで、光を受けてキラキラと光沢を放っている。頭頂部の旋毛は髪の多さで見つけるのが大変だが、中心よりやや左0.65cmほどの位置にあり、世にも珍しいV字状になっている。後ろ髪、首の付け根がある高さにある毛をひと摘み束ねて真っ白なリボンで蝶結びに結っている。リボンの素材は絹で、透き通った白さが赤い海の上で際立っている。リボンの長さは13.12cm程。両端が><の口を開いたような形になっているものだ。
続いて顔に移ろう。額から顎までの距離は、10.06cm、右耳から左耳までの距離は12.42cm。額の最下より0.0252cmの位置に縦0.812cm、横3.312cmの眉毛がある。眉毛の一本の毛の長さは、0.015cm~0.022cm程。片方大体421本で構成されている。左右の眉は一直線に並び、眉間は1.03cm。髪の色とは異なり、紫色を呈している。眉の下0.952cmの所に、最大値縦0.821cm、横1.92cmの目があり、黒目は、直径0.651cm。白目部分には赤い血管がいくつも走り、目の疲労を感じさせている。眉同様に目も左右一直線上に位置し、眉の中心と目の中心もまた垂直線で結べる。鼻は、上端が左右目を結ぶ線の中心に位置し、そこから下に3.03cm縦に長く、鼻穴のある下端の横幅は3.05cm。鼻穴の直径は0.95cmほどで
「だらだらやってないで、いい加減に話を進めてよ!!」
では、急ぎ足で首の特徴と体と四肢、手足が終わり次第骨密度に骨の強度、服装と装飾品を素材や購入場所、素材の特性を一つ一つ詳しく紐解いて、それから君の性格部分をじっくり
「進めなさい!!」
少女は崖の上、地に刺さった剣を抜き、両親の敵である魔王討伐を燃え滾る朝の太陽に誓うのであった。彼女の物語はここから始まる。
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