人助けは夢の中で
吉崎 正人
第1話
僕の名前は坂本憂
高校一年生だ
僕はいたって普通の人間だった。
だったということは今は普通ではないということだ。
普通に友達もたくさんいたし、誰とでも仲良く接していた。
勉強もそこそこできていたし、運動も人並みにはできていた。
・・・そうあんなことを願うまでは・・・
-
今日もいつもと変わらない日々を過ごしていた。
「また明日ー!」
「おう!じゃーなー」
こんな会話を教室で終え帰りのことだ、
「うおっ?」
今、僕は階段から落ちようとしてた。
ああ、これはもう回避できないな
人目もたくさんある。
とても恥ずかしい、
ただでさえ今から帰りの自転車で憂鬱なのにこれときた。周囲の視線が集まる
体の芯から熱くなっていくような感覚だ、
「ああ、みんなの記憶からきえたい。。」
こんなことを思いながら階段を落ちていった。
人助けは夢の中で 吉崎 正人 @Tadahito
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