第26話 絶対音感 相対音感
実は、長女はほぼ完璧な絶対音感(この世のすべての音を階名で言える)を持っています。ピアノも楽に弾けてました。大人になったら、さっさとやめましたけど。
ところが次女は、相対音感(普通に歌がうたえる程度の)しかないです。相対音感で十分だけれどピアノの先生の子どもにしては、相対音感の中でも良い方ではないです。
遺伝て恐いですね。次女の音感は私に似ました。
次女は小さい頃からピアノが苦手で、大嫌い。
苦手なのだから大嫌いで当たり前。
苦手なのにやらされて気の毒っちゃあ気の毒ですが、音楽の成績は良かったです。
この間の発表会でクーラウのソナチネの一楽章を弾き、発表会に出るのは終わりにしてあげました。20歳までは続ける約束が我が家にはあります。しばらくは、AAAの曲を弾くそうです。(何だかポップスのグループ名でしょうか)
私は小学6年生から鼓笛隊でクラリネットを吹いていました。それからずっと吹奏楽部で吹き続け、短大では副科でクラリネットを習い、と~っても褒められてました。
私のドは、長いことシ♭でした。(クラリネットでドを吹くとシ♭が鳴ります)
その移動度(ドの位置が変わること)のせいでピアノが難しいなんの。クラリネットが大好きで寝ても覚めてもクラリネットという中学、高校の吹奏楽部時代に身体にシ♭が染み込みましたね。
何故、クラリネットで大学に行かなかったのかというと、若気のいたりでしょうか。得意なものを勉強して何になる、わからないピアノを勉強しようと思ったのです。
ピアノが難しいなんて思いもしなかったです。
その上、耳が本当に悪く柔らかい男性の声質の方が喋ると聞き取れないことがあります。
こんな自分が残念で仕方ないので小さな頃から習うお子さんは、絶対音感を付けてあげるようにしてます。
最近のお子さんは、良い音楽環境のせいか絶対音感も付きやすく、相対音感もすぐにしっかりとしてきます。
うらやましい限りです。
クラリネットを吹かなくなってもう30年以上経ちやっとシ♭から解放されました。
でも私にとってピアノの鍵盤は、すべてドになるので(移動度)転調するだけで頭が混乱してます。
その上、シ♭だけドに固定されていた時の混乱ぶりはハンパなかったです。
こんな私がピアノの先生してていいのかな?
いいよ~(誰かの声)
続く
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