第27話 絶対音感 相対音感 2

  昨晩、長女と茶碗を爪で弾いて何の音が鳴っているか、音当てをしました。

 茶碗は複数の混ざった音がしますので一番良く聴こえる音を当てるのですが、長女は「ドとド#の間の下よりの音」とかいう風に詳しく教えてくれます。


 私は、スマホの鍵盤でドの音を確認してからでないとわかりません。


 次女は何故か、黒、白と答えます。

次女は、どうも鍵盤の黒鍵と白鍵の音の違いだけ判るらしいのです。(ちなみに私はドがないとわかりません)

 才能は無くても生まれ育った環境から身につくことがあるのだなと思いました。

 多分、我が家に生まれてなければ音楽の成績も悪かったでしょう。

 私は、6歳からヤマ○音楽教室へ通わせてもらいましたがついていけず、8歳から近所のピアノ教室へ通いました。中学2年まで練習などしたこともなく、よく続いたと思います。


 唯一、得意だったのがリコーダーです。1年生の時、「おうまの親子」を吹いていた記憶があります。4つ年上の兄のものだったのでしょう。


 絶対音感への憧れは、ピアノのレッスンに影響しています。

 絶対音感=ピアノが上手い、ではありませんが、絶対音感がついている子どもは、相対音感がつきやすく楽にピアノを弾いている子が多いのは確かです。

 楽にピアノが弾けるということは練習量が少なくてもある程度の進み具合で習えるので楽しいことでしょう。

 

 うちの生徒さん達は、ほぼ絶対音感を持っています。

小さい頃から習いに来ているお子さんには、まず絶対音感をつけるべくレッスンをします。

 そうなると問題は、練習量が少なく技術がないことになるのです。

 そうなんです。

私ってば、自分が子どもの頃に練習してなかったので、生徒に練習を強いることができないのですよ。


 ちゃんと言いますよ。「練習して来てね。」って。

やさしいのは、良いのか悪いのか・・・。


                  続く

 


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