破滅する惑星 - 導きの果てに
ゆたりん
1章
第1話 惑星開拓史
広大な広い宇宙のとある場所に一つの小さな惑星系がありました。
中心に太陽が存在し、その周囲に5つの惑星が存在しています。
たまたまそれぞれの惑星は太陽からの距離もちょうど良く、その中の星の一つで人類が誕生しました。
そして誕生した人類は文明、科学技術を発展させて宇宙開拓に乗り出します。
ちょうど近くに自らの星と似ていて暮らせそうな惑星が他に4つあったので、それぞれの惑星に進出して開拓に乗り出します。
他の星では人類は誕生しませんでしたが、植物や動物などの生命は誕生していました。そのため、開拓も順調に進行し、進出から数百年ほどで5つの惑星は同じような発展レベルとなりました。
ただ惑星間はそこそこに距離があり、気軽に行き来が出来るわけではありませんでした。そこで各惑星の代表を決めて惑星ごとに独自に星の社会を管理していくことにしました。
そして一番始めに人類が誕生した星では人間はさらなる進化の可能性を求めて、大規模調査移民宇宙船を作り遠く離れた銀河を目指して旅立って行きました。その星にもいくらかの人類は残し、そしてそれぞれの星の代表者に
「再び帰ってくる日のために、自分たちの星を発展させていってくれ」
と伝え残していきました。
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