幸せなんだ。不幸ではない。

@fkdstill

第1話 入学

まだ雪が残ってる北海道の3月。

私の高校生活はどうやらとりあえず保証されたみたいだ。


ーーー少し難しいかな。ーー

そう言われてもいた第一志望の高校に見事合格し、親を安心させた私はこれから始まる高校生活に胸をふくらませていた。

「春から私も高校生かぁ…!!中学の時みたいにならないように笑顔の練習でもしとかなきゃ。」

なんて言って、鏡の前で苦手な笑顔の練習をしていながら。


そんなことをやっている内に、あっという間に春休み期間は終わり、いよいよ学校へ登校する朝がやってくる。

「うぅ…まだ寒いなぁ」

今年はまだ雪が溶けずジャックジャックという雪をふむ音を奏でながら、これから始まる新しい学校生活にさらに胸をふくらませた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る