夕闇の街
街灯を灯した誰かの手の温もりも
文明の偉大さをも
知らぬままに歩いていたい
きっとまるで街じゅうが青い硝子の水槽の底に閉じ込められたようにみえる
車の影も人の影も魚影のようにみえるだろう
掻き分けていく風は水となり、きっと孤独な心も繋げてくれる
月は一生ゆがんでみえる
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