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「ごっ…!?」



驚きのあまり絶句した。



「お前!嘘吐くな!ならなにか?たった5人で450万の軍勢を倒したってのか!?」


「そうだよ?ってか450万もいたんだ」



えーと…って事は一人頭90万人を相手した事になるのかな?



「わ、我が国の軍勢の約1/4がたった5人に…しかも数時間で敗けた…」


「それで交渉の続きですけど…ココにいる捕虜と共に撤退して頂きませんか?」



リザリーが馬車から下りて将軍に何度目かの提案をする。



「別に撤退しなくてもいいんじゃない?どうせ明日には全滅させるんだし」


「っ…!て、撤退させてもらいたい!いや、この戦いは完全に我々の敗けだ!撤退させて下さい!」



ショコラの何気ない発言に将軍の意は決まったらしい。



俺らの方を向いて三人組+兵士共々頭を下げてお願いした。



「ナイス追い討ち」


「でしょ?」



俺が親指を立てるとショコラは笑いながら土の檻を解除して捕虜達を解放する。



「…!このままで終われるか!」


「よせ!」



三人組の二人…優男以外が将軍の制止も聞かずに剣を抜いてショコラとリザリーに斬りかかろうとした。



「バカだなー」



俺は素早く移動して背の高い方の腕を掴みあと一人の奴の前に出る。



「邪魔だー!」



三人組の中では身長が一番低い(俺と同じくらい)奴の剣を人差し指の先で止めた。



「ぐ…!くっ…!」


「真っ先に女の子を狙うとはなぁ」


「がはっ!」



力を込め剣を動かそうと頑張ってる所に背の高い奴をぶつける。



「全く…国の事を思うなら撤退しろや」



直ぐさま空気の読める兵士と優男が走って来て倒れてる二人に関節技をかけるような感じで拘束した。



「く…!我が兵が大変失礼した!どうか俺の顔に免じて…!」



戦っても負け戦だって事を悟ってるのか将軍は地面に膝を着く、という大分下手に出た対応をした。



「どうする?」


「俺に聞くんかい、そうだな…ソコの空気が読める兵士と将軍の顔に免じて二人の暴挙は無かった事にしていいんじゃね?」


「え?俺…?なんで…?」



あの兵士を指差すと不思議そうな顔をされる。



アイツきっと今回の件で出世するだろうな。



やっぱり空気が読めるスキルは世渡りに必要だね。



「また問題を起こす前に撤退した方がいいんじゃないか?」


「そうさせてもらう…急いで撤退だ、急ぐぞ!」


「「「「「サー!イエッサー!!」」」」」



女性兵達はビシッと敬礼しながら見事にハモった。



そして将軍が馬に乗り、馬車に三人組+兵士を乗り込ませ御者の場所や他の馬には女性兵の誰かが乗って走るように撤退していく。






















































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