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ただなぁ…可愛いすぎて、某国の王女の時みたいに絶対ナンパされるって。
俺の服装も変えた方がいいかな…?
でも今の俺が持ってる服は全部魔界の植物の繊維で出来てるし。
普通の服とは耐久性がダンチだ。
あ、段違いって意味ね。
普通の服着て戦いになったらビリビリ破れるぞ。
しかも元に戻らないからダメージ加工になる。
…まあいいや、観光中に服を買って着替えるか。
「んじゃ、行くか」
「どこに?」
「どこ行きたい?」
「街中」
ザックリしてるな~…街中って。
「じゃあ…とりあえず商業大陸の観光名所でも回るか」
「分かった」
「っと、その前に注意しておく事がある」
「なに?」
「暴行や性的暴行を加えられそうな時以外は人間に手を出すなよ?ムカついてもイラついてもだ」
力を抑えてるとは言え、賢者の魔術と同じぐらいの魔法が使えるんだ…大惨事にはしたくない。
「…分かった」
「うし、行こう」
女神ガイアに手を差し出しソファから立たせる。
「うおっ!」「わっ!」「あっ…!」
ドアを開けるとさっきみたくエルー達がなだれ込んだ。
今度はリザリーも倒れている。
「お前らヒマなのかよ」
「そ、そんなわけないじゃない…ですか」
「そ、そうだよ!無理やり時間を空けてるんだよ…です」
「おかげでいつも追われてるんだ」
なぜかエルーだけは女神ガイアを見ても態度が変わらない。
…いや、マトモには見てないのか…遠くを見るようにしてやがる。
「追われるぐらいなら計画的に進めろよ」
「好奇心に負けるんだ、後悔はしていない…にしてもお前ズルいぞ」
「なら変わるか?」
「無理だ…俺には荷が重すぎる」
じゃあズルいとか言うなや。
「話を聞いてたんなら説明は要らんだろ?ちょっくら言ってくるわ」
マキナ達にヒラヒラ~と手を振って女神ガイアと研究所を出た。
ーーーーーーーーーー観光中ーーーーーーーーーー
俺と女神が観光中の様子なんて誰得か分からないのでカット。
説明するのも面倒だし。
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