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「…まあいい、それじゃあ観光にでも行くか」
「やっと?」
「ああ、だがとりあえず着替えてもらうぞ」
「なにに?」
今更だがこの女神の格好はヤバい。
ノーブラでなんか落ち着いた感じのドレスだし。
ああ、胸はデカイよ?どれくらいかな…
さすがに直視出来んから推測だけど、E~Fぐらい?
小ぶりのメロンぐらいあるって。
ショコラよりでけぇ…下手したら天使の中で一番巨乳なエリュシオンよりも…
ん~、胸なんてどうでもいいか。
あってもムダに注目集めるだけだ。
ただ…半分露出されてるだけに直視できん。
因みに身長は185cmで俺よりも10cm近く大きい。
「どんな格好なら納得する?」
「似合えばそれで」
似合えばそれで、て。
とりあえず顔を隠すために麦わら帽子的なのは不可欠だろ…ワンピース的なのでいいかな?
「よし…胸から腰にかけては少し厚めで、膝上ぐらいのワンピースだ」
「こんな感じ?」
俺が服の概要を伝えると女神ガイアの格好が変わっていた。
…すげえ、ダイナマイトボディーでワンピースって似合う。
なんか…銀髪だからか?清楚なお嬢様っぽい。
ってかワンピースって言っただけで良く服の形が分かったな。
「ブラはしてる?」
「窮屈」
「さいですか」
やっぱり大きいとブラはしたくないのか?
だったら…爆乳の女性ってヤバそうだな。
あの同人誌に書かれてるような感じの。
流石にあの大きさは…ねぇ。
同人誌の並乳って明らかに現実では巨乳だと思う。
…ヤバい、なぜか胸にシフトしてしまう。
やっぱり胸の大きさはその人に似合った大きさが一番だよ。
ロリで巨乳、は…あんまり……
「あとは帽子だな」
良く考えたらワンピースに麦わら帽子って格好、田舎によく居そうでこんな街中じゃ逆に目立つんじゃね?
…よし、ポニーテールにして普通の帽子を斜めに被ってもらおう。
「ちょっと動くなよ」
「?分かった」
女神ガイアの後ろに回り込みヘアゴムで髪を結った。
「…!……やべ///」
「どうした?顔が赤い」
「ちょっと…反則的だったから///」
……ポニーテールは似合いすぎるから止めておくか。
いつもは見えない首筋が見えるのにドキッとしてしてしまった。
いつもロングスカート履いてる女の子がミニスカートを履いた時のような衝撃だ…!
基本的にジーパンしか履かないくせにサプライズでショーパン履いてきたような…!
危うく女神を好きになりかける所だったぜ。
うーん…でもなぁ、どうしたもんか。
このまま出かけたら、銀髪なんて今のこの世界にはいないらしいから絶対に目立つ。
!思いついた!!キタコレ!神が降臨したぞ…!
「?」
「いや、確かに神だけど…」
また考えが流れ込んだのか、女神ガイアは不思議そうな顔で自分を指差した。
「それじゃない、薄手のパーカーだよ…フードなら髪を隠せる」
「パーカー?」
「知らねえ?こんな感じの…」
テーブルの上に備え付けられてる紙にペンで形を書く。
「分かった、パーカー?」
「って名前なんだよ」
「そう」
パッと女神ガイアの姿が変わる。
「フードに耳付きって…」
「可愛い?」
「ものすごく!!」
丸っこい耳が付いたフードをかぶり首を傾げる様は俺の語彙力では可愛い以外の表現が出来ない。
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