随筆二十七:つい話してしまう事!

心桜「んー、なんだったかなぁ~」

七夏「どしたの? ここちゃー?」

心桜「前回から、何か忘れてる気がするんだけど・・・」

笹夜「まあ、そのうち思い出せると思います♪」

心桜「だね・・・と、思いながら一週間過ぎたんだけど」

七夏「くすっ☆」

笹夜「まあ! それは結構長い期間になりますね」

心桜「でしょ!?」

七夏「私も、忘れてしまって、思い出せなくなる事、ありますから☆」

心桜「いやいや、つっちゃー、それ慰めになってないって!」

七夏「え!? えっと・・・」

心桜「まあ、いいや! こういうのって、あまり意識しない方が『フッ!』と思い出したり出来るかも知れないからねっ!」

笹夜「ええ♪」

心桜「んで、話し変わるけどさ。なんか思わず言葉になってしまう事って無い?」

七夏「え!?」

笹夜「それって、どのような事かしら?」

心桜「例えば、エビを食べて『プリップリ!』みたいなヤツ!」

七夏「あ、お餅を頂いて『モチッモチ』かな♪」

笹夜「まあ♪」

心桜「あれのさ『プリップリ!』ってなんなんだろ?」

七夏「え!?」

心桜「テレビとかでもさ。エビを食べた人が大抵『プリップリ!』って言うよね!?」

笹夜「そう言われれば・・・そうなのかしら?」

心桜「そりゃ、あたしもエビから『プリップリ!』って音や鳴き声がするなら、分からなくもないけど」

笹夜「それは、きっとエビがプリッ! っとしているか---」

心桜「何がですかっ!?」

笹夜「きゃっ!」

七夏「ひゃっ☆ こ、ここちゃー!」

心桜「どっちかって言うと『シュッ!』って、イメージじゃないかなぁ?」

七夏「しゅっ?」

心桜「そう! 他は『シャッ!』・・・とか? なんかこう素早いイメージ」

笹夜「なるほど☆」

心桜「でも、エビを食べても『シュッ!』『シャッ!』って思わないよね?」

七夏「ここちゃー、エビせんはどうかな?」

心桜「えびせん食べて『パリッパリ!』」

七夏「くすっ☆」

心桜「うめぼし食べて、スッパ---うぉっ! コホン!」

七夏「こ、ここちゃー大丈夫!?」

笹夜「心桜さん、そんなに慌てなくても」

心桜「あははっ、ちょっとむせた」

七夏「私、お飲み物、持ってきますからっ!」

心桜「ありがと、つっちゃー!」

笹夜「~♪」

心桜「ん? どうかしましたか? 笹夜先輩?」

笹夜「エビではないですけど、みんなで蟹を頂いた事を思い出して♪」

心桜「あー、そう言えば、あの時、エビの話しもあったよね?」

笹夜「ええ♪」

心桜「蟹を食べても『カニッカニ!』とは言わないよね?」

笹夜「その方式でしたら、エビを頂いたら『エビッエビ!』にならないかしら!?」

心桜「え!?」

笹夜「え!? で、ですから『エビッエビ!』にならないかしら?」

心桜「えっ!?」

笹夜「こ、心桜さん!?」

心桜「あー、笹夜先輩! そこは『び!?』が来なければっ! つっちゃーの時は出来てたのにぃ~」

笹夜「す、すみませんっ!」

七夏「どうしたの? 笹夜先輩!?」

笹夜「いえ、何でもないです」

七夏「はい、冷茶です☆ ここちゃーも☆」

笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん♪」

心桜「つっちゃーありがと!」

七夏「エビせんもありましたので、どうぞです☆」

心桜「おおっ!『葉っぱえびせん』! やっぱ『パリッパリ!』だね~」

七夏「くすっ☆」

笹夜「エビ以外で、このような事ってあるかしら?」

心桜「パリッパリ!」

笹夜「それは、そうですけど、テレビとかではあまり聞かないですので」

心桜「そう言われれば・・・つっちゃー! 他に何かある?」

七夏「他に!?」

心桜「っそ! つっちゃー、料理詳しいから!」

七夏「山葵を頂いて『ツーン』とか?」

心桜「確かに、何が『ツーン』なんだろうね?」

笹夜「氷菓を頂いて『キーン』かしら?」

心桜「あっ! それもあるね! 何が『キーン』なんだろうね?」

笹夜「イメージを言葉で表すのは、難しいですからね」

心桜「それは、そうですけど、エビの『プリップリ!』だけが、特にひとり歩きしている気がするよね」

笹夜「最初に、そのイメージで話した人は凄いですね♪」

七夏「はい☆」

心桜「なぜエビだけなのか!? 他にも『プリップリ!』なヤツってありそうだけど」

笹夜「まあ、エビがその代表という事かしら?」

心桜「だね♪!?」

七夏「今日はエビさんのお料理で、考えてみようかなぁ♪」

心桜「おっ! いいね!」

笹夜「七夏ちゃん、頑張って♪」

七夏「はい☆」

心桜「んじゃ、これからもつっちゃーが頑張る『翠碧色の虹』本編はこちら!」

心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」

心桜「あたしたち『ココナッツ』宛ての、お手紙はこちら!」

心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」

心桜「んー・・・」

七夏「どしたの? ここちゃー?」

心桜「やっぱり思い出せないなぁ・・・」

七夏「え!?」

心桜「『思い出せない、何か忘れている』という事だけは忘れないから、タチが悪いなぁ」

笹夜「まあ、焦らずに参りましょう♪」

七夏「くすっ☆」


随筆二十七 完


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随筆二十七をお読みくださり、ありがとうございました!

本編の方も鋭意制作中ですので、どうぞよろしくお願い申しあげます!

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