不愉快

正直いうと分からない。

詩集といっても何を書いているのかは意味不明。

僕は何を考えているのでしょうか。頭の可笑しい人ですね。

「僕」という一人称で書いている。本当はそんな言葉、発言した事がない。それでも何となく使ってみる。何となくで書いている。

誰かに読まれる事を望んでいるわけでもなく、ただただ言葉を書き記す。

「夜は人を詩人にする」そうどこかで聞いた言葉を呟く。確かにそうだ、きっとそうだ。頭の可笑しい人がいるのは、いつも夜の世界なのだから。大人は酒を夜に飲む。口が達者に、秘密を暴露。側から見れば頭が可笑しい。それでも素敵な言葉を放つ。

詩人は誰のことをさすのか? 夢見る子供か、夢見ぬ大人か? はたまた生まれる前の胎児のことか? 胎児は夢を見る。先祖の夢を見る。

「みる」という言葉には漢字が多くある。どれも意味は似ている。私は未だに使い分けられない。

そういえば今、私が書き記している言葉の配列はなんだろう。詩集でもなく小説でもなく。読者は居ない。たった一人だけ。その名は自分だけ。

何て格好付けて終わらせろようとするが、終わりも始まりもない。ただただ日常のように続いてく。

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