17章 新ソ連の三銃士
一督戦隊は6目の力の珠も回収し、再び仲間に加わった直樹を連れ本国に戻っていた。
「直樹!ありがとう!君のおかげで6つも力の珠が集まった。」
「隊長のためなら当然だぜ!」
あの一件以来、直樹と一の絆はより深い物になっていた。
「君は一番の大親友だ!」
「僕にとっても隊長は一番の大親友だぜ!」
二人は熱い抱擁を交わし合った。一督戦隊は本国で一息ついた後、また鍛錬に鍛錬を積んでいた。そして、最後の力の珠の回収に向かった。その地は南極という無主地であり、日本幕府軍・新ソ連軍・地球連邦軍が混戦している。
「この南極の地に最後の力の珠があるはずだ。氷河のかなり奥深くにあるに違いない。今まで力の珠は最後の力の珠のありかには反応を示さなった。しかし、6つ揃えた事でようやく微弱ながらも反応を示し始めた!最後の力の珠を何としても回収するぞ~!」
「ええ!」
「おー!」
「もちろんさー!」
「ここは各国の軍が入り乱れている。敵に注意しながら珠の探索をしなければならない。だが、敵の迎撃は二の次だ。我々の目標は飽くまでも最後の珠の回収だ!戦闘は最低限で食い止める!」
一督戦隊は南極のカチコチした氷上の大冒険を開始した。そこで新ソ連軍と遭遇した。
「我ら!新ソビエト連邦の三銃士!!!」
「広瀬アリスズ!」
「玉木寛!」
「阿部宏!」
新ソ連の三銃士と一督戦隊の戦闘が開始した。
「炎雷弾!!!」
「火円弾!!」
「気合いドリル!!!」
「空円斬!!!」
三銃士は督戦隊の攻撃に反撃した。
「氷雷弾!!!」
「冷刀砲!!!」
「暴寒波!!!!」
三銃士の攻撃は南極の冷地で力を増していた。しかし直樹はめげずに三人に向かって行った。
「空円散!!!」
「きゃああああ!!!」
「ぬうううううう!!!」
「ぐぬぬ!!!」
「はーはっは!こんなんじゃ身体が鈍っちまうぜ!」
「暴寒波!!!」
「冷刀砲!!!」
直樹は寛と宏の攻撃をかわした。
「この程度か!」
しかし、直樹が異変に気が付く!身体が冷気で凍って動かないのだ!
「しまっ!」
「当たらなくても意味のある攻撃はある!」
寛と宏の攻撃は当てる事が狙いではなく、その冷気で相手の動きを封じる事が狙いだったのだ!アリスズが背後から直樹に攻撃した。
「死になさーい!!!」
「くそぅ…!くそおおおおおおお!!!」
「直樹いい!!危ない!!!」
一がアリスズに体当たりした!
「きゃああああああああ!!!」
「爆風陣!!!!」
一はその爆風でアリスズを吹き飛ばし、直樹の身体を溶かした。
「大丈夫か!?直樹!?」
「おぅ…。ありがとう隊長。助かった。」
「くそう!一旦引き上げるぞ!」
「ま、待ちなさーい!!」
「待てー!!!」
「待てハルヒ剛!深追いをするな。我々の目的を忘れたか?!」
「ごめんなさい!」
「すまない!」
一督戦隊は再び力の珠の探索に戻った。
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