人と思考と宇宙とこれから
人の記憶は曖昧だ
例えば
誰かを深く憎むような強い感情
実はそれは
いつのまにか記憶が変わっているのだ
初めの怒りは気がつくと
憎しみへと変貌を遂げ
いつしか純粋な殺意に収束されるように
実に不思議なものなのだろう
強く溜め込み成熟させるほど
思考とは別の事象と関連付けてしまう
結果自分は何に思いを馳せていたのか
理解が及ばなくなる
宇宙のごとく
果てのない容量で
いつしか自分を見失うのだ
これは恐ろしいことだ
理性的で複雑な行動も
本能的で単純に変化する
自分で管理しているはずが
自分の手から離れてしまう
こうなるとおしまい
全てが水の泡
ではどうするべきか?
一度初心に立ち返ろう
怒りを抑えなくて良い
ただ深く自分の中で燃やし続ける
それだけでいい
それ以外に考えてはいけない
自分の目標を見失うな
目先に捕らわれるな
いつか破滅するのは
誤った行いをする人間である
そう願いながら
余裕があるのであれば
また日常に戻れば良い
運が良ければ
破滅をみることが
出来るかもしれないから
その時の喜びは
きっと格別なものになるから
これからの障害ではなく
希望として長い目で見ると
新しい世界が広がるから
負けるな
ただ己を信じよ
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