戦う

誰かを傷つける理由って?


気に入らないから

譲れないものがあるから

単に楽しいから

大切なものを守りたいから


人には色々理由がある


矜持

誇り

生き甲斐

決心


対立しなければ起こらない


だから


傷つける事は自己主張だ


相手の決めた事を押しのけて


自分のやり方を貫きたい


だから傷つける


これは勝手な事かな?


やられる側をみると


悲鳴

嘆き

悲しみ


確かに勝手かもね


相手のやり方を壊したんだ


じゃあ彼らはどうするんだろか


叫ばずにはいられない人

身体に傷を負い嘆く人

なにかを失い涙する人

ただただ怯え悲しむ人


そんな彼らの行き着く先


恐怖

絶望

憤慨

憎悪


小さな種火は大きくなった


ただ受けたものを返すだけではおさまらない


恐怖は人をねじ曲げ

絶望は人を狂わせ

憤慨は人を変貌させ

憎悪は人を復讐へ駆り立てる


この怪物達はマトモな理性を持っているか?


もはや


何が正しいのか

自分の本当は何か

どうしてこうなったか

誰が悪いのか


曇った心は予測不能


おさまる事もあれば


大きな炎となることもある


この炎を浴びた人は


いったい何を思うのか


答えはもう分かるよね?


そう


全ては繰り返し


連鎖の中に君はいる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る