color pencil

檜山理瑚

第1話

きゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅん!

本当にそんな音がした気がした…

かっこいい…

え、、まって、かっこいい!!!!

ほんとにかっこいいじゃん!

いやいや、社交辞令的なかっこいいとかじゃなくてよっ!!!

この人とおんなじクラスなんて…

心臓もつのかな……


今日は高校の入学式。彩音(あ、私の親友ちゃんね)と同じ高校に行きたくてめちゃめちゃ勉強しまくって何とか合格した高校。それだけに今日が楽しみで仕方なかった。興奮して寝れなかったわ笑。寝たの4時だかんね。眠すぎる。そのせいで寝坊するしさ!彩音は私を置いて先行っちゃうしさ!髪の毛は上手くまとまんなかったし!お陰で今猛ダッシュで駅から学校に向かってるわ!最悪じゃないか!おい!て、1人でこんなこと喋ってる場合じゃないわ。本気でやばい。

そう思ってもっと頑張って走った。

それから少し走ったら学校についた。

あ、彩音。朝置いてった仕返しだ。膝カックンでもしてやろう。そろーり、そろーり、彩音の方に近ずいて言った。

「何してんの」

「ギョェ!」

「なんて声出してんのよ」

「だって、彩音がいきなり振り返るから!!」

ケラケラ笑いながら彩音は

「私を脅かすなんで舞白には100早いわ」

なんて言ってる。

「あっそーですか笑。てか、おはよ。」

「ん、おはよ」

「そういやさクラスどうだった?」

「今年もいっしょ、ほんと離れないよねー。私と舞白って。」

「それな。普通にすごいよね。」

そんなことを1年A組に向いがら話した。

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