「幸福の背丈」

煩先生

 

昨夜の神が

舌を愛撫し

若い漫然は

奈落に残る


融解する脳

正しい罪に

本音が溺れ

晩餐を迫る


明日の肉が

翅を讃美し

強い切願は

虚空に過る


到達する牙

眩しい欲に

仮想が壊れ

憧憬を渉る

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「幸福の背丈」 煩先生 @wazurai

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