第9話
ー紙飛行機ー
疲れている
くたびれたノート
新しいファイル
新しいページを作る
人間は
時に残酷だ
自分の想いを
優先してしまう
先に君へ詫びるよ
だけど
言葉が重くなって
何も言えない
存在とか
求めてはいけないのに
矛盾していく世界
だから
これだけは
言わせてもらうよ
勝手に行くなよ
身勝手だが
私は
ずっと叫び続けるから
居場所をなくしても
みんなが
また新しく用意するから
諦めなさい
キミの居場所
また勝手に増えるよ
それだけの
想い
ありきたりな形
だけど
キミに届くよね
消しても
消えない
消しゴムになれない
キミに贈る
文字だけの紙飛行機
空は
黄金色に輝く
夜の憩いの場所で
今日も叫び
紙飛行機を作ろう
眠れなかった
気持ちも全部押し退けて
机に向かう
止まった時間は
いつ動くのか
ビクビクしている
情けない
小さなことだけど
この想いは
忘れちゃいけない
気がするから
やっぱり
私は変わらない
変わるつもりもない
想いは
メッセージに乗せて
紙飛行機に飛ばすよ
空を飛び姿は
鮮やかで
美しいから
そう信じるから
空を一緒に
飾れるように
折り紙を送ります
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