第7話 元暴走族の兄ちゃんも人間
喋った感じはどこにでもいそうな青年。まぁ、相手は年下の元暴走族。もう悪さはしないのだろう。話した感触としては、友好的である。人を笑わせようとしたり、恋人を大事にしたり、と。しかし、嘘だけはよくついていた兄ちゃん。分かりやすい嘘なら良いのだが、分かりにくい嘘もあった。今思うとそれが兄ちゃんなりの話題作りだったのかも知れない。もっとも、この文章は暴走族を美化する狙いは全くない。そんなつもりはさらさらない。言えるのは、朱に交われば赤くなる。人付き合いはよく考えて選んだ方が良い。ワルは友だちさえ利用する。金を要求したり、危ないことをさせたり。皆さんは悪の道に入らない方が良い。悲しむのは、何も君1人だけではないからだ。だから、大事な人の顔を思い出してほしい。それが一番の人間ってヤツだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます