無詩
私は勉学が嫌いだ
大嫌いだ
未だに勉学の良さがわからない
そんなことを言うのは
何も私だけではない
そこのあなたも
あの子どもも
あの大人でさえも
殆どの人がそう言うはずだ
だが...
勉強をしてこなかった人は
そう多くない
相当な理由がなければ
やらなければならない
時々不思議に思う
なぜ勉強をさせられるのかと
そんなことを考えるのも
何も私だけではない
そんなこんなで私は必要最低限...
いや、それよりも少し下回るくらいには
勉強をしている
どうやら人間は勉強をすると
色々なところが成長するらしい
理解力だとか
表現力だとか
説明しろと言われても
何せ私はバカなものだから
説明できるわけもない
だが、このご時世
私であっても確かにこれは言える
勉強しなければ
いや、勉強ができなければ
この世界では生きづらい
おえらいさんが言っていた
勉強はするものだ
しなければならないのだと
なるほどこれで人間は統率できるのか
素晴らしいシステムだ
偉い人から命令されても
なんの疑問も持たないわけだ
そんな私は疑問に思う
なぜ勉強でなければならないのか
これもまあまあな人が考えることだろう
確かに多くの人間は
勉強で能力が伸びるのかもしれない
人生が豊かになるかもしれない
しかし
皆が皆そうであるわけではない
人それぞれ得意不得意のある中で
どうして勉学の出来だけで
人間を序列してしまうのだろう
勉学だけが人間の全てか?
勉学ができなければ社会では役に立たない屑か?
勉学ができなければ人に何かを与えられないのか?
いや違うはずだ
断じて違う
このご時世
便利になったのだから
人にあった教育をするべきだ
教育とは勉学だけではない
あらゆる物事を教え、そして育むことだ
今私たちは変わらなければならない
農業革命、産業革命に次ぐ
新たな革命だ
いや、現実的には
もうその最中であるはずだ
上が白と言えば
カラスは白い
それに逆らえば
社会不適合者と言われる
そんな時代など
終えなければならない
確かにこの時代は悪いことばかりでもない
ただ私たちは無知なだけだ
誰かが言っていたではないか
無知は罪だと
私たちはこの罪を償わなければならない
さあ、これは夢だと
嘲笑うだけでははじまらない
今は私は独りだが
いずれこの意志が何かを変えんと
動き出す時を楽しみにしている
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