第56話 嫉妬
着信音であさまは目を覚ました。
相手は東出いずも。
時刻は午前七時前、拠点のベッド。制服のまま寝てしまったらしいが、どうやって戻ったのか龍門からの記憶がない。無意識だろうか。
「せんぱい? おはようございます」
考えようとすると頭がズキズキと痛んだ。
「結婚おめでどう。ふぅ」
煙草を吸いながらの電話のようで、いずもの声はくつろいだ様子だった。夜勤明けだろう。メールでの報告を読んだというところか。
「ありがとうございます」
人生初の二日酔いの朝にこのやりとりはなんだろうと思いながらも、あさまは少し幸せな気分になる。一族に伝えれば反対があるに違いないのだが、いずもが祝福してくれれば十分だった。
「お先に失礼しちゃって」
てれてれと言う。
「ふぅ……」
つい漏らした一言に不機嫌な息が答えた。
「あ、あの、先輩、そうじゃなくて」
ただののろけで皮肉を言うつもりはなかった。
「その通りだよ。あんたに言われるまでもなく、こうやって電話するかどうかも悩んだ。でもまぁ、思ったんだよ。勢いで決めるのは悪いことじゃない。思い切れずに後悔するよりはね」
「……」
いずもの言葉は重かった。
過去は過去であり、もう笑い話にもなっているが、地球を救った男は戻ってこなかったのだ。それを悔やんでいない訳がない。
「だが、詰めが甘い」
声のトーンが変わる。
「え?」
「なにをのんきに寝てんだ。初夜だよ。ほかにも妻がいるんだろ? 譲ったのか? さっき月日屋で優雅に食事してたぞ、天才の子と」
「!」
ハッとして、五十鈴は身体を起こす。
初夜。言われてみれば、自分がどうやって拠点に帰ってきたかよりも、あの後、正生がだれどどうしたのかが問題だった。結婚するとなれば、なにが起こってもそれは夫婦生活である。
「先輩、正生と喋ったんですか?」
頭の痛みに耐えながら、あさまは考える。
「挨拶だけしといた。あさまをよろしくって」
「あ、ありがとうございます」
変なことを言わないでくれた。
着替えてすぐに出たいが、シャワーを浴びて下着もきちんと選びたい。早朝にクッキーと朝食ということなら昨夜はなにもなかった可能性は高いが、今日はわからない。対応が必要だ。
「それでどっかの女にケンカ売られてた。あの男はなかなかの女難を持ってるみたいだね。あんたに捕まるぐらいだからよっぽどだけど、一夫多妻なんてヒーローになるより競争だからね。愛されない妻なんて、結婚できない女より寂しいんじゃないか? ま、すぐ離婚したら笑ってやるよ」
逆襲される。
「先輩、勝負下着ってなにを選べば?」
話を聞きながらクローゼットから手持ちを広げたが、そんな準備はしていなかったので男好きなど考えてもいないラインナップだった。
「ん、アドバイスをするなら女は黙ってノーパン。勝負は下着を脱いだところからはじまる」
明らかな冗談。
「それ、どん引きでしょう!?」
言葉で聞いただけであさまも引いた。
「どん引き上等。最初にガツンとイっとけば後は印象が良くなるだけだよ。結婚は決めたんだ。もう相手は逃げられない。呪う女の真骨頂は地獄まで道連れにする吸引力だろ?」
「あー……?」
あさまは首を捻って気のない相槌。
いずもがこの状況を面白がっているのは明らかだった。だから電話までしてきたのだろう。こうやって焦らせて、反応を楽しんでいる。
「じゃ、上手くいったら報告するように!」
「報告!?」
通話は一方的に切れた。
(あの行かず後家を一瞬でも頼ったわたしがバカだった。落ち着け、大丈夫。正生に女性経験はないし、妻側に男性経験豊富なタイプもいない。細かい策を弄するより、まずは二人きりになることが大事。そうすれば後は自然と)
あさまはシャワーに向かう。
制服を脱ぎ捨て、熱いお湯を全身に浴びる。頭痛はあったが、それは集中力によってねじ伏せられた。どうやって初夜を迎えるか、その人生の一大イベントへのシミュレーション。
(勝負下着がないなら、下着なんて見せなければいい。裸。お風呂。一緒には無謀。恥ずかしい。あんまりじっくり見られたくない。戦闘前に食べ過ぎてお腹に肉がついてる。なら、シャワーを浴びて、タオルを巻いて出る。これなら準備が整っただけ、引かれない。部屋は暗くしてもらう。でも、タオルはいつ外す? 外してもらう?)
具体的なことを考えるとつっかかる。
そもそも正生とは恋愛期間がないので、そういう雰囲気になったときにどんな会話をするのか想像もできなかった。冷静に考えればおかしいことだ。だが、だれかに先を越されるのはもっと嫌だと思う。
だから、誘われるのを待つ訳にはいかない。
「なんて言えば? せ、セックスしよ?」
ありえない。
鏡に映る自分の身体を見つめながら、あさまは次第に赤面していった。いずもに誘導されているだけではないだろうか。こんなにいやらしくて嫌われないだろうか。相手がいくら戦闘中におっぱいを揉む男だとしても、女に要求するものは清純さかもしれない。身勝手な言い分だとしても、一夫多妻である以上、男の好みが優先する。
(まず気に入られなきゃ)
気持ちが急く。
入念に身体を磨きながらも、こうしている間に他の妻が正生と二人きりになるのではと嫌な想像が膨らむ。クッキーはまだ大丈夫だろう。球磨は危ない。しかしなにより桜母院とかいう桃色の髪をした女が気になったことを思い出す。
昨夜、妙に穏やかだった。
(急に出会って結婚するぐらいの出来事があったはずなのに、そこまで押しが強いようには見えない。むしろ正生が惚れ込んだ? 違う。それなら一夫多妻にはならない)
あさまはシャワーから出る。
(なんで朝からセンターに?)
いくつかの違和感になにかの繋がりを感じながらも、点は線にならない。男女の間で、恋愛以外でなにが起こればすぐ結婚になるのか。
(あの女性に対して、正生は普通だった)
それが奇妙だったのだ。
下宿の管理人が正生の好みっぽいのはあさまの目にも見て取れた。片想いより前、好みの外見ということだろう。そういう相手がいるのは当然だ。別に嫉妬するでもない。
あさまにしても率直に言えば、正生の外見が最初から好みだった訳ではない。気持ちの変化に従って魅力的には見えるが、美男子でもないだろう。美醜とは別の要素が結局は男女を結びつけるのだと今は思うというだけだ。
態度を客観的に見るなら、クッキーに対しては仲間として、球磨や自分に対してはやや及び腰になっている。正生の方はまだ受け身だ。プロポーズされての結婚なのだからそうだろう。
(なにかを見落としてる?)
「鎖鬼、羅刹、おいで」
あさまは女鬼たちを喚ぶ。
「うーす、新妻」
「おはようあさま。おめでとう」
鬼たちは召還されていなくとも、あさまの周囲の出来事は鬼魂石を通じて把握している。それでなくとも昨日は泣きじゃくるなど醜態を見せて、噂をされてるはずである。
もう恥を気にする場合ではない。
「正生を今日中になんとかしたいんだけど」
あさまは相談することにした。
「それは鎖鬼に聞くべきじゃね?」
羅刹は言う。
「誘惑には弱いようで、最終的には我慢する感じ? 度胸がないとも言えるかな。優しく導いて甘えさせるのが一番だと思うけど、警戒を解くのに時間がかかるし、あさまはそういうタイプでもないから」
鎖鬼は目線を会わせずに言う。
昨日のことで微妙に遠慮してるようだ。
「わたしってどういうタイプ?」
あさまは言う。
大鬼になるほどの経験を積んでくれたのだ。この鬼の言葉が一番頼りになる。学ばねばならない。その男をたらし込む手口が役に立つ。
「ブラコンだろ」
羅刹が口を挟んだ。
「!」
「言葉を選んでたのに」
鎖鬼も同じことを言おうとしてたようだ。
「そんなことないから! わたしはお兄ちゃんに家族以上の感情なんて持ってないから!」
「別にブラコンがダメな訳じゃないよあさま」
焦るあさまを宥めるように鎖鬼が言う。
「甘えさせるより甘えたいタイプってだけだから。あさまはブラコンを否定したい気持ちが強いから、どうしても自分を強く見せようとする。それが男の子を警戒させると思う」
「……」
反論できなかった。
「だから、彼の前では素直になった方が良いと思う。大人ぶって子供が欲しいとか言わないで、愛されたいというより、まず安心したい気持ちをぶつけてみれば? そうすれば自然と一緒にいてくれるようになると思うから」
「安心したい気持ち」
あさまはそれだと思った。
使役する鬼に言われてストンと納得してしまうのも癪だったが、結局そういうことだった。妻になっても安心できていない。簡単に失ってしまう気がする。兄を失ったように。
「させてくれると思う? 正生は」
不安は拭えない。
ヒーローを目指し戦う限り程遠い概念だ。
「どーだろーな、あれはそーとーに、んご」
「あさまが望めば努力してくれるよ」
鎖鬼は羅刹の口を塞いで、強く頷いた。
とりあえず会わねばはじまらない。制服ではないオシャレをして、羅刹にセンターまで一気に運ばせ、駆けつける。だが、そこであさまを待っていたのはビルのように巨大な墓石だった。
「兄さん……」
クッキーが膝をついてそれを見上げている。
「なにがあったの? 正生は?」
あさまはクッキーに駆け寄った。
「わ、わからん。突然、墓石が落ちてきて、兄さんが下敷きに。ほら、全先家の墓て、な? ウチのせいやろうか? 予想もできんで」
珍しいことに天才少女は取り乱していた。
(この子なりに正生を大事にしてるの、ね)
「クッキーのせいじゃないから」
あさまはその年齢相応に小さな背中を抱いて、目の前の巨大な墓石を見上げる。悪趣味なことにしっかりと標的である「全先」の名前を刻み込まれた石。まさか山から切り出してきた石でもあるまい。能力によって生み出された攻撃だ。
大質量で一定範囲を押し潰す。
正生の治癒能力を考えれば、理に適った攻撃かもしれなかったが、潰して気絶を取らない時点でこれはランキングを巡る戦いではなかった。
「鬼たち、おいで」
更に八体の鬼を喚ぶ。
「周辺を警戒、怪しい奴は攻撃していい」
現れた女鬼たちは、空気を読んで静かに散開した。状況は確かに深刻である。目の前の墓石から読みとれる意味は、明確な殺意だろう。
一撃必殺。
この島のルールでは勝利に寄与しない能力が使われたのかもしれない。気絶、降参、ヒーローとしての面倒な手順を省く横着者が現れたのか。
「クッキー、大丈夫?」
「あ……ああ。もう大丈夫や。姉さん」
クッキーは自分の胸を押さえ、呼吸を整えて、状況を伝えようとしている。パチパチと瞬きをして、冷静になろうとしていた。
「だれかと戦ってたの?」
「そや。巫女田カクリの娘らしい。イソラとか名乗ってた。なんや、戦いは兄さんが一方的に優位で、軽く殴っても相手がボロボロっちゅうか、むしろ相手が心配になるような状況やってん」
クッキーの説明によると、イソラという女は正生に挑むようなレベルの強さは持っていなかったという。スピードもパワーも完全に格下。戦えないということもなく、弱くはないから無視もできないが、カウンターを入れると壮絶に苦しみ、しかし諦めずに立ち上がる。負けを認めず、ダメージを蓄積するばかり。
「なんや狙いはあったんやと思う。そういう目はしてた。でも、その前にメガネが奪われたんや」
「メガネ?」
「ようわからんけど、相手のメガネがいきなり消えて、そんで、相手は自分の目を押さえてメガネを探して地面に這い蹲った」
「メガネメガネ?」
クッキーの説明が突飛で、あさまの想像から戦闘の緊迫感が失われ、シーンが滑稽に書き換えられる。視力矯正ではないだろう。それは宇宙技術でなんとでもなる。もっと別の重要なアイテムだったのだ。
「そう。そんで、兄さんも集中力を削がれた。その一瞬やったんや。墓石が現れたんは。高さはそないでもない。二人のほぼ頭上、だからこそ避けられんかったっちゅうか、兄さんは相手を助けようと動いて」
「まったく世話がない男だ」
そいつはいきなり目の前に現れた。
見るからに忍者。紫色に統一された装束をまとって、頭巾の隙間から覗く鋭い眼光がこちらを射抜いていた。
(どこから?)
あさまは待機している鎖鬼と羅刹を見たが、女鬼たちも虚を突かれていた。エサとして人間の匂いに敏感な十体に反応すらされないのはありえないことだ。
「最後にヒーローらしい行いをすれば、日頃の態度が見過ごされるとでも思っているのか」
「兄さんに胸を揉まれたくのいちやな?」
クッキーが言った。
「胸を?」
あさまにも聞き捨てならない話である。
「……」
忍者は答えなかった。
「沈黙は肯定と受け取るで。胸を揉まれただけで殺すってどないな了見や!? そんなもん、くのいちやったら余裕やろ! 女を武器にして!」
「殺しはしていない」
忍者は質問に答えず言った。
(揉まれたの、ね)
あさまは忍者に嫉妬する。
(胸なんてなさそうなのに、正生)
「この墓石は一日敵を閉じ込めるだけの技だ」
「閉じ込めるだけ?」
クッキーは肩すかしを受けたようだった。
「? ようわからん。そないな技使う理由ないやろ。一日後に取り囲んで襲撃でもするんか? 横取り狙いが仰山くるだけや」
「戦場で敵の軍勢を分断し、戦の流れを変える。それがこの技の目的であり、今回もそれは変わらない。一日ですべてが変わる」
「?」
忍者の言葉にクッキーが首を傾げる。
(天才にも瞬時にはわからない)
あさまは違和感を覚える。
(なぜこの忍者、わざわざ能力を説明しに?)
「五十鈴あさま」
忍者が名指ししてきた。
「なに?」
「夫を寝取られるぞ」
「!」
唐突な一言に、あさまは動揺する。
「ぷふーっ。また言われてる」
羅刹が吹き出した。
「しーっ」
鎖鬼が黙らせようとしているが、そのこちらを心配するような表情もあさまには腹立たしかった。なぜ気を使われなければならないのか。
「戦ってた女と一日閉じ込められるから? 正生がいくら節操なくても、結婚を決めた後に、そうそう妻でもない女に手をだす訳が」
「巫女田イソラは魅了の能力を使い、身体的接触によって受けたダメージを相手に移し替えることができる。それが先ほどの戦闘の狙いであり、寝取られるということの意味だ」
あさまの言葉を遮って忍者は告げる。
「魅了て」
クッキーの笑みがひきつっている。
「メガネを取って相手を見るだけで、逆らえない。そしてあのカクリの娘だ。ダメージを移し替える能力も、単純に同じだけでは済まないだろう。キスをして一倍ならば、それ以上の行為で二倍三倍と膨れ上がることは想像に難くない」
忍者の宣告の深刻さは伝わる。
だが。
「キス?」
「キスてなに?」
あさまたちはそっちに引っかかった。
あまりにも能力に詳しすぎる。
「……」
忍者は答えなかった。
「されたんやな」
「実体験で脅威を伝えてるの、ね」
クッキーとあさまは顔を見合わせ頷く。
「強がっていろ。一日後、夫はもう別の女の虜だ。新婚早々に夫を寝取られた妻たちに結束などなくなるだろう。一位は正攻法で戴く」
平静を装っていたが忍者の声に強さはない。
「キスされた忍者さん」
あさまは言った。
「ちゃうわ姉さん。キスされて虜にさせられかけたくのいちや。墓石の下に一緒に入った方が良かったんちゃうの?」
クッキーがさらに煽る。
「……」
忍者がにらみ返すのと、鎖鬼の鎖が伸びるのはほぼ同時だった。紫の装束に絡みついて燃え上がる炎の鎖だったが、そこにあったのは身代わりの丸太だけだった。
取り逃がした。
「変わり身か」
クッキーが言う。
「使うでしょう、ね」
あさまは周囲を見回す。
おそらくは完全に安全圏からこちらを挑発するためだけに寄越した分身かなにかだろう。忍者なのだ。それくらいはする。
(実体がないから、鬼も気付けなかった)
「ホンマ! あのくのいち腹立つわぁ!」
クッキーが怒っている。
「どうしたの?」
顔を膨らませる天才少女はあさまの目にも可愛かったが、感情を露わにするのはやはり珍しい感じがした。
「ウチをナチュラルに妻扱いせんかった!」
怒りのポイント。
「仕方ないわ、ね」
そのことかと思う。
寝取られるというワードを子供に対して使うほど非常識でもないというだけだろう。正生がそもそも寝る訳がないという意味でもある。そうでなくては困る。
九歳は妻扱いされない。
「しゃーないことない! もう兄さん出てきたら、ウチがなんとかするからな! 幼妻の色香っちゅうもんを教え込んで魅了なんかはね飛ばしたる! ウチなしには生きられんように」
「そのことだけど」
あさまは墓石を見上げた。
「正生が魅了に打ち勝ってる可能性は?」
「ないやろ」
クッキーは言い切った。
「ないかな」
「期待したらアカン」
窘められた。
「姉さん。精神的ショックは最悪を予想して受け止めるしかないんや。兄さんのことは信じたいけど、女が弱点やって事実は変わらん」
クッキーは首を振って訴える。
「弱点なんだ」
「弱点やねん」
妻たちは絶望的に口にするしかなかった。
魅了されるのは確定。
だが敵の罠であり、それがすぐに離婚に繋がるものではないということを、その日、他の妻たちと確認しあう。球磨も桜母院も言いたいことはありそうだったが、客観的には浮気でないので感情的な素振りは見せなかった。これは主に女同士のプライドの問題である。
あとは出てきてからの正生の態度次第。
翌、二十三日の朝。
墓石の正面に四人の妻が並び、そして噂を聞きつけた見物客が集まる中、能力が解除される。一日、閉じ込められた空間でなにが行われ、男女がどんな状態なのか、あさまは覚悟を決めて見守っていた。
墓石が幻のように消える。
「寄るな! 触るな! 消え去れ!」
正生の声。
「消えない! アタシは一生アンタのオンナ!」
女の声。
「あ」
「あっ」
そこには裸の男女、足にすがりつく女と、その顔を蹴飛ばす男がいた。衆目に気付いて、素早く服を拾う正生に不貞があったことは明らかだった。
(魅了されるどころか、女を魅了した?)
予想外だったが、あさまは激しく嫉妬した。
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