夢に醒めるまで2505600秒

 今日は終業式ではやく学校が終わる。


 校長の長い長いお説法聴きながらうとうとしていたらあっという間に終わっていた。

 適当に鞄に荷物を詰めて、家に帰り部屋に閉じこもる。


 なんだか足が震えている。

 最近なんか足震えるんよなと親に言ったところ、2人ともたまに震えるようで大体夜に3分から5分程震えるそうだ。


 だからちょっとの間横になったり携帯見たりしていると知らない間に治っているから私ら家族はそんなに気にしていない。


 父曰く

「3人とも老いたんやろな」

 と真顔で言うから母と一緒にお前だけ老いてんねんとつっこむ。


 特に用事もないし、さっさとトイレ済まして寝よかと思っていたところ

 私だけ倒れる。


「ど、どうしたんっ日菜…??大丈夫か?」


 父と母が駆け寄ってきた。


「うん大丈夫やから、なんかしらんけど転けてもた(笑)(笑)」


 と笑って返す


 お前ほんま昔からドジやからなぁと両親に馬鹿にされる

 その声はもう右耳でしか聴こえていなくて知られないように4年前から気を張っている。


「もう寝るわおやすみ」


 一言声をかけ、布団に入る

 さっきの出来事で何もかもバレてしまうんじゃないかと思うと夏休み早く終われと思うし、でもいっそバレた方が楽になれるんじゃないかと思うし

 自分の中でもう3人自分がいるみたいで、気持ち悪いしそんな事ばかり最近考えるから足の震えがまた襲ってくる。



「悪循環」





 真っ暗で何も無いところをひたすらに落ちているのを客観的に見ている

 何もなくただひたすら落ちる

 落ちる。落ちる。落ちる。落ちる。落ちる。落ちる。落ちる。落ちる。落ちる。落ちる。。。


「あっっあ゛ぁああぁっ゛」


 自分が潰れるのを見て呻き声をあげ起床

 ここ2、3日同じ夢を見ている

 寝るのが嫌になってきそうだ

 とかなんとかブツブツいって顔を洗いに行く。


「え、何これ…」

 首筋に痣と、血痕がだらだらと流れ今歩いてきた道に滴っている。




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