好きなものを世界にたとえて

ままごな

第1話プロローグ

降られて終わるのなんて、そんな恋なんて、いつもの事だと、思った。

晴れていてただろうでも、天気予報なんて、外れてしまえばいいと、思った。

「おはよう!」

と、言われた。

すかさず、俺は、おはようと、言った。

好きな人に、降られてからの一日が、過ぎていって、そんな日も、あるのではと、思った。

「いやー…こないだ、降られてね?俺…」

と、言ったら。

「えっ?そうなの?いつ?」

と、言われた。

「つい最近だよ…馬鹿…」

と、言うと。

「そんな日も、あるって」

と、言われた。

そう話していると、学校についた。

「俺さ、昨日、夢でね?」

まただ。

また、この人は、夢の話しをする。

「俺ね、お前にコクられてさー…」

まただ。

また、来た。

それは、昨日も、一昨日も聞いた。

「いいよ、それ、別に…聞きたくないし…」

と、俺は、言ったら。

「そんなに、聞きたくはないの?」

と、苦いお茶を飲んだ時の顔を去れた。

驚いて、そのあと、ごめんと、言った。

そこまで、なんだろうと、思った。

「俺って、そんなに、お前に告白してたりする?」

「うん、結構してるよ?」

なんて、会話をしながら。

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