誰からも食事の邪魔は御免にて人に知られで喰ふよしもがな

 だれからも食事しよくじ邪魔じやま御免ごめんにてひとられでふよしもがな


【大意】

 誰からも食事の邪魔をされるのはごめんであるから、人に知られることなく食べる手立てがあればなあ。


【補説】

 藤原定方(873-932)の「名にし負はば逢坂山あふさかやまのさねかづら人に知られでくるよしもがな」の下の句をすこし舌足らずにして本歌取りしてみた。

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