楽しみはものなど飲むとうちあふぎよき掛軸の姿見るとき

 たのしみはものなどむとうちあふぎよき掛軸かけぢく姿すがたるとき


「あふぎ」は「仰ぎ」。

「よき掛軸の姿」とは掛軸に描かれたうつくしい人や物の姿というようなこと。


 表題の歌は、江戸時代の歌人橘暁覧たちばなのあけみ独楽吟どくらくぎんに触発されて作ったもの。独楽吟とは「たのしみは」ではじまり「とき」で終わる一連の短歌のこと。


 文章を見るのもそうだが、絵を見るのも非日常的な体験をするようで良い。ただ、それを見るために労力を払うこと(画集や写真集を見たりイラスト投稿サイトを覗くことをイメージされたい)はしょうに合わないようで、絵のほどこされた日用品を扱ったり部屋に飾ったりして期せずして目に入るのがうれしい。

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