仲春の見れば夜空に星々はうつつに光るなみだにもにて

 仲春ちゆうしゆんれば夜空よぞら星々ほしぼしはうつつにひかなみだにもにて


「仲春」は陰暦二月の異称。新暦の三月頃。

「うつつ」は夢うつつ、現実か夢か判然としないさま。


 最近けっこうな田舎に行くことがあり、その地で一泊した。桜の時期だが夜はすこしひんやりして空には冬の大三角形が見えたと記憶する。その様子をすこし感傷的に詠んでみた。

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